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歴史人物語り#5 主君・明智光秀を介錯した股肱之臣、溝尾庄兵衛は三沢小兵衛(もしくは惣兵衛)と同一人物!?

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 前回予告通り、今回の歴史人物語りも
明智光秀の家臣にして五宿老である
溝尾庄兵衛(みぞおしょうべえ)の紹介です!

www6.nhk.or.jp

お品書きはこちらです!

ちなみに紹介済みの「麒麟がくる」にちなんだ武将たち
以下の一覧記事にまとめてあります。

tsukumogatari.hatenablog.com

tsukumogatari.hatenablog.com

その他今までに紹介済みの戦国武将たちはこちから確認できます。

tsukumogatari.hatenablog.com

まだ読んでいない武将の記事がありましたら是非チェックしてみてくださいね。

 

1.溝尾庄兵衛(みぞおしょうべえ)とは

溝尾庄兵衛、諱は茂朝(しげとも)
1538年生まれということらしいので、
光秀よりは一回りもしくは二回りぐらい年下です。
ちなみに明智光秀の生年には1516年説1528年説があります。
麒麟がくる」では1528年説をとっていたと思いますので、
その場合は10歳年下ということになりますね。
家臣としてはちょっと遅めに仕えた家臣なのでしょうか。


庄兵衛が最初に歴史の表舞台に出てくるのは、
1568年に光秀が将軍家再興のための駒を探していた
足利義昭織田信長を仲介した時です。
この時随行していたのが溝尾庄兵衛らしいです。

この最初の登場シーンをはじめとして、
光秀の重要なシーンには傍にいるのが溝尾庄兵衛。
そんな感じなので、家臣としてはかなり重用されていたんじゃないかと想像できます。

例えば、越前朝倉氏滅亡後の光秀が行政をおこなっていた北ノ庄の代官の一人として
政務を任されいたことがあります(これについては後述します)。

また、1582年の武田家攻略の労いとして織田信長徳川家康を招いた際の
饗応役を光秀が命じられますが(信長がキレまくるので有名な接待事件です)
その際にも庄兵衛は参加して部下を切り盛りしていたようです。

そして明智五宿老の一人ですから、
当然本能寺の変の計画も事前に知らされていました。(ここは諸説あるようですが)

ゲームの信長の野望シリーズでは、
武力以外あまりぱっとしない能力値に評価されていますが、
光秀の家臣としてはとても重要な役を担っていたっぽいので、
コーエーテクモさん、
ちょっと評価値見直してくれてもいいですよ(笑)

信長の野望・創造 戦国立志伝での溝尾庄兵衛の評価値!

さて、本能寺の変の計画を知らされても光秀に付き従った庄兵衛は、
最後の最後まで光秀と共にすることになります。

山崎の合戦で敗れた光秀は、丹波坂本城へなんとか逃げて落ち延びようとします。
この際に庄兵衛も同行しています。
しかしその道中で百姓の落ち武者狩りによって致命傷を負った光秀は、
庄兵衛に介錯を命じるのです。
付き従ってきた主君の首を斬らねばならない残酷さ、
これが戦国時代の世の習わしといえばそうなのですが、
庄兵衛の気持ちを考えると、居た堪れません。

庄兵衛は光秀の首を見つからないように竹藪に隠して
最後は坂本城にて自害したそうですが、
光秀の首は結局見つけられてしまったのだとか・・・。
これまた残念無念。


2.三沢小兵衛秀次とは同一人物なのか??

庄兵衛が越前北ノ庄の代官を務めていたという話をしましたが、
実は名前は溝尾庄兵衛の名前では記録に残っていません。
「三沢小兵衛秀次(みさわしょうべえ)」
という名前で残っている人物が、
おそらく溝尾庄兵衛と同一人物ではないかと言われているのです。

元々朝倉家滅亡後の越前を取り仕切っていたのは、
明智光秀羽柴秀吉滝川一益、の3名だったのですが
途中から明智光秀家臣の三沢小兵衛
羽柴秀吉家臣の木下祐久(きのしたすけひさ)
滝川一益家臣の津田元嘉(つだもとよし)の3名が
代官として引き継いだのです。
また、この三沢という名の人物が光秀の丹波攻めにも従軍していたという記録が残っています。
この時の名前は三沢惣兵衛尉秀儀です。
光秀が丹波を治めていた際の光秀書状に添え状が三沢秀儀名義で出されていたり

この頃の時代の武将は名前がちょくちょく変わる人物がいたりしますから
こういうことはあまり珍しいことではないのかもしれませんが、
ややこしい(笑)
それに口伝や書物に記載の書き間違い(あるいは略)などで正しく名前が伝わっていないこともありますしね。
そもそも「溝尾」は「みさわ」と発音するのではという説もあるとかないとか。


3.「麒麟がくる」での溝尾庄兵衛の見所!

溝尾庄兵衛は明智五宿老の中でも
今まで一番ドラマに出てきている率が高いかもしれません。
光秀の転機となるシーンで必ずいますからね!
ただ、今回は光秀が主人公なので
今迄なら足利義昭織田信長が対面する時のシーンで
ちょこっと出てくるみたいな感じだったのが、
それより前のお話で登場するかもしれません。

越前代官うんぬんの話は、こういうことがありました程度で
スルーされてしまいそうな気がします(笑)

しかし庄兵衛の見せ場はなんといっても、
本能寺の変の計画打ち明け会議から
山崎の合戦敗走まで。

ここ一連ではほぼ庄兵衛は登場しまくりかもしれませんね!
主役の光秀の傍に最期まで寄り添って介錯まで任された人物ですから。
庄兵衛が涙を流しながら光秀の首を斬るシーンが今からでも目に浮かびます。
始まる前からクライマックスの話もどうかと思いますが(笑)


4.まとめ

今回は光秀と最後まで供にしその介錯までおこなった五宿老の一人
溝尾庄兵衛でした!
溝尾なのか三沢なのか同一人物なのかそうではないのか、
みたいな謎もある人物ですが、
明智光秀の重要なシーンで必ず出てくる(たぶんw)
庄兵衛の活躍を
麒麟がくる」でもお見逃しなく!

またこれを機会に溝尾庄兵衛が気になって
ゲームでも遊んでみたいという方は、
末端の家臣から出世して大名へのし上がることもできる武将プレイ可能な「信長の野望・創造 戦国立志伝」をお勧めしますよ!

では今回はこれにて。
ここまで読んでいただきありがとうございました!