麒麟で学ぶ#15 「麒麟がくる」第15話は尾張も美濃も暗殺三昧、そして怒れる斎藤道三の回

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「麒麟がくる」第15話は尾張も美濃も暗殺三昧、そして怒れる斎藤道三の回

NHK大河ドラマ麒麟がくる」で学ぶシリーズの
麒麟で学ぶ」第15回目です。

今回の学びは
尾張守護の斯波氏や岩倉織田家の雑知識や
斎藤孫四郎・喜平次兄弟を斬った日根野備中守の逸話、
そしてコロナ禍の今は何よりも学びたいのが
太原雪斎禅師が言っていたあの言葉ですね!

さて本シリーズについての前提事項のようなものは
毎回0章に記載していますので、
初めて本シリーズの記事を読む方は
さらっと一読していただけると助かります。
既に読んだことのある方は読み飛ばして頂いてかまいません。

また前提の一番最初に記載していますが
本シリーズは「麒麟がくる」のネタバレを含みます
当日の放送や再放送も見逃してしまって、まだ視聴されていない方は
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオであれば
NHKオンデマンドをチャンネル登録すると見逃し分を視聴できます。
こちらで視聴した上で本記事を読まれるといいかもしれません。
※2020年3月からNHKオンデマンドに元々あった最新作の「見逃し放題パック」と過去作の「特選見放題パック」が
統合されて「まるとご見放題パック」となったため最新作から過去作までいつでも見れるようになりました。

しかしネタバレ含んでいるけど、本記事を読んでから視聴すると
ちょっとした前提知識が入った上での視聴になるので
それはそれでいいのかもしれませんけどね。

そして「麒麟で学ぶ」の過去分についてはこちらからどうぞ。

tsukumogatari.hatenablog.com

では今回のお品書きはこちらになります。

ちなみに2019年12月15日から更新中の
麒麟がくる公式サイト

www.nhk.or.jp

公式Twitter

twitter.com

ブックマーク、フォローしておくと
より一層「麒麟がくる」を楽しめると思いますので
まだの方は是非とも。
Instagramもあります。

0.本記事を読むにあたっての前提など

ネタバレ含みます

本シリーズはNHK大河ドラマ麒麟がくる」の各話を元ネタとしているため
ネタバレ情報を存分に含んでいますので、その辺は考慮の上お読みください。

記事と「麒麟がくる」の各話の関係

基本的に「麒麟がくる」の1話に対応して1記事書く予定です。
複数話をまとめた内容の記事を書く予定はありません。
つまり「麒麟がくる」第1話に対応するのは「麒麟で学ぶ#1」ですし
第10話であれば「麒麟で学ぶ#10」が対応した記事になります。
もしも何らかの事情で対応した記事を書けない場合は
その話数と同一の記事ナンバーは廃番扱いにします。

名前の表記について

例えば斎藤道三斎藤義龍については伝わりやすさを重視して
本記事内では「麒麟がくる」での名前に合わせることにします。

斎藤道三 → 斎藤利政
斎藤義龍 → 斎藤高政

ドラマの中で呼び名が変われば
それに合わせて変更しますが
あくまでも第1話と対になる記事であれば
第1話の中での呼び名で統一します。

この呼び名のルールについては全話通して同様であり
斎藤道三親子以外のその他の人物についても適用します。

1.「麒麟がくる」第15話「道三、わが父に非(あら)ず」からの学び

スキンヘッドが超お似合いな本木雅弘さん演じる斎藤道三

まずは全体の感想的なものから。

美濃でも尾張でも大きな動きがありましたが
やっぱり自分としては
どうしても斎藤道三にばかり注目の目が(笑)
だって斎藤道三の坊主姿、
かっこよすぎないですか??
こんなに坊主姿が似合う人っているんですか?
いやいないでしょう(笑)

それと前から思ってたのは
斎藤道三が来ている衣装がカッコいいんです。
色合いもそうなんだけど
おそらく本木雅弘さんの着こなし方や所作が
衣装のカッコよさを引き立たせている気がします。

これだけ褒めてたら本木雅弘さんからコメントとか来ませんか?
来ないですか、そうですか(笑)

それはそれとして
基本的に「麒麟がくる」の衣装は
誰の衣装も色が鮮やかで
個人的に好きな色合いのものも多いです。

十兵衛は緑の人とか言われたりするけど(笑)、
十兵衛の緑や青ベースの衣装もお気に入りです。

それでも斎藤道三の衣装は一番ですけどね。
これは間違いなく斎藤道三贔屓なせいであることは明白(笑)

あと、十兵衛と話す時の斎藤道三のはしゃぎっぷりが
見てて楽しくて仕方ありません。
ちょっと童心にでも帰ってるんじゃないのか
ていうぐらい楽しそうで微笑ましい。
でも十兵衛は大嫌いっていうのがまた面白い関係だったりします。

こんなことを書けるのもあと何話なのか・・・

斎藤道三が亡くなったらまだ語りつくせていない
本木雅弘さんが演じた斎藤道三の魅力の全てを
自己満足のために書こうかな(笑)

そしてもしもこのシリーズが途中で途絶えてしまったとしたら
私が道三ロス沼にハマってしまって
抜けられないんだなと察して頂けると幸いです(笑)
ていうかこれ、別に今回の話の感想じゃないような(笑)

といったところで本題へいきます。

ちなみに第15話の公式サイトのトリセツはこちらです。 

www.nhk.or.jp

登場人物の年齢のおさらい

三好長慶と松永久秀を守る明智光秀、三淵藤英、細川藤孝

まずは主な登場人物たちの年齢確認を。
今回は1554年(天文23年)スタートのため全員年齢繰り上げ。
今回追加した人物は赤字になっています。
今回大勢追加したけど、今回限りで亡くなってしまう人ばかりなのが
ちょっと哀しい。。。

前回亡くなった深芳野はこちらの一覧からは削除しています。
後述の亡くなった人を弔う章には引き続き掲載中です。

ちなみに生年不明な人とか年齢設定不明な人以外の生年については
Wikipediaをベースにしています。
あと基本的に全員数え年の年齢です。

■1554年でのみんなの年齢

  • 明智十兵衛光秀 27歳(1528年生)
  • 妻木煕子  不明だけど1530年生まれの説なら25歳。
  • 足利義輝  19歳(1536年生)
  • 三淵藤英  不明。弟・藤孝よりは多分年上
  • 細川藤孝  21歳(1534年生)
  • 貞永久四郎 三淵藤英の家臣。さっぱりわかりませんw
  • 細川晴元  41歳(1514年生)
  • 三好長慶  32歳(1523年生)
  • 松永久秀  47歳(1508年生)
  • 土岐頼芸  53歳(1502年生)
  • 斎藤道三  61歳(1494年生)
  • 斎藤高政  28歳(1527年生)
  • 帰蝶    20歳(1535年生)
  • 斎藤孫四郎 不明。次男だけど帰蝶より上なのか下なのか
  • 斎藤喜平次 不明。三男だけどこちらは帰蝶より下かも
  • 稲葉良通  40歳(1515年生)
  • 長井秀元  不明。稲葉良通ぐらい?
  • 日根野備中守 37歳(1518年生)
  • 明智光安  55歳(1500年生)
  • 明智左馬助 19歳(1536年生)
  • 藤田伝吾  不明。光秀と年齢近そう
  •      不明。明智光安より下か同じぐらいか?
  • 与八    不明。光秀より下?
  • 佐助    不明。光秀より下?
  • 斯波義統  42歳(1513年生)
  • 斯波義銀  15歳(1540年生)
  • 織田彦五郎 不明。信長の野望だと1516年生まれの設定なので39歳
  • 織田信光  39歳(1516年生)
  • 織田信広  不明。信長の野望だと1527年生まれの設定なので28歳
  • 織田信長  21歳(1534年生)
  • 佐久間盛重 不明。信長の野望だと1519年生まれの設定なので36歳
  • 柴田勝家  33歳(1522年生)
  • 織田信勝  不明。兄・信長よりは下。信長の野望だと1536年生まれの設定なので19歳
  • 土田御前  不明。信長の野望だと寿命設定の無い特典武将だったりするのでこちらも不明
  • 佐々成政  19歳(1536年生)
  • 前田利家  16歳(1539年生)
  • 藤吉郎   18歳(1537年生)
  • 今川義元  36歳(1519年生)
  • 太原雪斎  59歳(1496年生)
  • 松平竹千代 12歳(1543年生)
  • 水野信元  不明。於大の方よりは上。信長の野望だと1508年生まれの設定なので47歳
  • 於大の方  27歳(1528年生)
  • 望月東庵  不明。斎藤利政や平手政秀ぐらい?
  •      22歳(確か初登場時で15歳の設定)
  • 菊丸    不明。光秀と同じぐらい?
  • 伊平次   不明。光秀よりは年下か?
  • 伊呂波大夫 不明。光秀と年齢は近いか?

1.1.斎藤道三誕生からの学び

斎藤利政から斎藤道三

家督を譲る斎藤高政に従うことを国人衆に約束させる斎藤道三

斎藤利政は頭を丸めて
よく知られている名の斎藤道三に。
家督を息子の斎藤高政に譲って隠居してしまいました。
でも隠居するのはちょっと遅いぐらいじゃないかと思ったりします。

道三は既に61歳
当時は今のように医療が発達しているわけでもなかったので
流行り病や戦の傷が元で亡くなってしまう人も多く
40代、50代ぐらいで人生を終えてしまう人が多い印象です。
信長の父・信秀は42歳ぐらいで亡くなっていますしね。

それに高政も既に28歳だし、自分の年齢を考えても
実権は自ら掌握しつつも息子が若いうちに家督を継がせて
国衆たちの注目を徐々に若殿に目を向けさせた方が
スムーズに代の引継ぎがおこなわれる気がします。

そうしなかった辺りから
やっぱり史実的にも二人の間には何かあったのかもしれない
ていうのを勘繰ってしまいます。

信長公記」では
道三は高政のことを「愚か者」
弟の孫四郎と喜平次のことを「利発者」と評し
弟贔屓をしまくって家督も孫四郎に継がせようとした。
そのため道三と高政の間に亀裂が入って
高政は弟二人を誅殺した後に
道三自身をも攻め滅ぼした
ということになっています。

この流れが一般的通説になっていますよね。

一方、「麒麟がくる」では道三が高政のことを
そこまで愚か者扱いはしていないような感覚を受けます。
高政に家督を譲る気はあったようだし
高政の治世に対して何か口を出す気もなさそう。

道三自身が貫いてきた、
己の道は己で切り開くしかないというスタンスを
高政にも望んでいるようでした。
そこには初めて、
父親としての息子に対する期待の表れを
見せてくれたような気もして
『あれ?道三意外と高政好きなんじゃね?』
と思ったのは私だけでしょうか。

二人の間の仲がよろしくないのは
基本的には道三の振る舞いが発端ではあるんだけど
もっとコミュニケーションを密にしてたら
高政も素直に父として認めたんじゃないかなって思います。
十兵衛と話す時の道三のはしゃぎっぷり、
あれを高政にも見せていたら、違う未来が見えていたのではないかと。

斎藤孫四郎を裏で操る帰蝶

斎藤高政を当主の座から引きずり下ろすため動き始めた斎藤孫四郎

麒麟がくる」の帰蝶さまは
とにかく策謀を巡らしまくります。
かつてここまで積極的に政治に関与してくる帰蝶さまは居ましたか?

何しろ弟の斎藤孫四郎を焚きつけたのは帰蝶さまですからね。
高政が継げば、夫・信長との同盟を切る可能性は高いし
そうなると自らの命もどうなったことかわからない。
であるならば先手先手を打っておかねば
ということなんでしょうが。

こうしてみると、
帰蝶さまがやはり一番道三の血を濃く受け継いでいる気がしますね。
個人的には孫四郎を焚きつけるということは
帰蝶自身も高政との関係を否定し
敵対宣言をするようなものなので
やり過ぎ感も否めないところではあります。

まぁでも設定が帰蝶さまと孫四郎の二人とも小見の方の子であるので
正室の子』っていうパワーワード
二人にとって大きな武器になってるんですよね。
正室の子は自分なんだから自分が家督を継いだっておかしくはない
ていうのが、孫四郎自身に芽生えるのも自然な話だし、
当時の慣習的には正室の子が家督を相続した方が
家督相続でもめることは少ないわけです。

とか言いつつ、史実的には帰蝶さまはともかくとして
孫四郎や喜平次は誰の子かよくわかっていないので
本当に正室・小見の方の子なのかどうかも怪しいんですよね。
でも小見の方の子とした方が、
麒麟がくる」の場合は腑に落ちやすい部分があります。
前述したように道三が「信長公記」に書かれているほど
高政を愚鈍に扱っていない印象がありますしね。
家督も高政が迫ったら割とすんなり譲っちゃったし。

まぁちょっと小馬鹿にしてる感じはあるけど(笑)、
個人的には息子をちょっとからかってるぐらいの感覚で
それはそれで道三なりの長男に対する愛情の見せ方なのでは
と、道三贔屓の私は思っております(笑)

道を示す必要はあるのか

高政の家督相続は何を考えてのことか、斎藤道三に尋ねる明智十兵衛光秀

家督相続にあたって道を示さなかったばかりに
まわりがみんな戸惑っている
織田信長との同盟はどうするつもりだったのか
すべて高政に委ねるつもりで家督を譲ったのか
もしくは高政がダメなら途中でまた実権を握り返すつもりだったのか
その辺の疑問を斎藤道三にぶつけた十兵衛でしたが
欲しい答えももらえず一蹴されてしまいました。

確かに、道を示した方が統制は取れるかもしれませんよね。
道三の描く未来予想図を示すにしても
高政自身に全てを委ねるにしても
これからはこう進みなさいっていうのを明言することは
トップに立つものの義務であると私は思っています。
仕事でプロジェクトを取り纏める立場になってたりすると
猶更それは感じるところだったりしますよね。
リーダーの資質が問われる部分だったりもします。

なのですが、国を治めるべき立場の人間の場合、
そうやって道を示すことが最善でもないかもしれない
という思いもあります。

十兵衛や高政が生きている時代は戦乱の時代
現代のように日本という一つの国で纏まっているわけではなく
各地では様々な権力闘争による争いが絶えず起こっている
他国どころか自国内でも裏切りが発生することもある。
身分の上下による権力の維持も難しくなっていて
下剋上によるトップの交代劇も起きたりしています。
要するに、実力至上主義へと社会全体が変わっているわけですね。
そういう社会において生き抜く力を得るには
レールを敷いてしまうよりも
自身の力でのし上がろうとする環境を作ってやる方が
次代のためになるのではないか。

十兵衛の考え方はものすごく正論だと思うし
十兵衛は美濃という国を一つにまとめたい一心があるので
ああいう諫言っぽい発言になったんだと思いますが
今回の件については道三の方が正しいと断言します。

まぁ私は道三派で道三贔屓だからっていうのも否めませんが(笑)

それはそれとして、
十兵衛のこの正論語り、
今後のためにも頭に留めておいた方が良さそうですね。

1.2.尾張・清須の異変からの学び

織田彦五郎の家老・坂井大膳による尾張守護の暗殺事件

尾張守護・斯波義統を襲撃する坂井大膳たち

織田彦五郎の家老・坂井大膳が尾張守護の斯波義統を
暗殺するというとんでもない事件が突然起こりました。
唐突すぎてびっくりしません?(笑)
急にどうしたの?みたいな。

ちなみに坂井大膳は小守護代(守護又代)という
守護代をサポートする役目についていて
織田彦五郎にとっては片腕的な存在です。

信長公記」でもこの暗殺劇については少し語られています。
麒麟がくる」では坂井大膳の名前しか出てきませんでしたが
尾張の守護邸を襲撃したのは坂井大膳の他に
河尻左馬丞織田三位が関わっていることになっています。
そして彼らが尾張守護・斯波氏の命を狙った理由は
実権を握り始めていた尾張下四郡の守護代・織田彦五郎に対して
守護の斯波義統が反抗をしたからということになっています。

また、「麒麟がくる」だと斬り殺されたような描き方をされていましたが
信長公記」の場合は、斯波義統が自害したことに。
この辺の斯波義統に対する所感みたいなものが
結構ひどい書き方をされています。

「無謀な反抗を企てたために神仏の加護もなく
このようにあさましくむざむざと死んだ。
自ら招いた最期とはいえ、時の流れに背いて秩序を乱すと
それ相応の結果となるから恐ろしい。」

なんか人生訓みたいな書き方はしているんだけど
これちょっと悪意を感じる書き方じゃないですかね?(笑)
それだけ守護の権威が薄れていることを示しているんでしょうか。

いずれにしてもこの尾張守護暗殺事件は
周辺諸国にも大きな影響を与えるわけです。
大うつけと噂されていた織田信長の評価が
変わり始めるきかっけになります。

ちなみに坂井大膳は後述の織田信光清須乗っ取りの頃に
信光からの襲撃を察して尾張から逃亡し
駿河今川義元を頼ったそうです。
しかし、その後どうなったのかは不明。

尾張の守護・斯波氏

尾張守護の斯波義統は坂井大膳に館を襲撃されて殺されてしまいました。

信長の野望・創造 戦国立志伝における斯波義統

義統の子・義銀は織田信長を頼って那古野城
織田信長斯波義銀を丁重に迎え入れて
仇を討つことを誓います。
信長にとっては尾張を手中にする上での
大義名分をもらったようなものであり
坂井大膳の引き起こした暗殺劇は
好都合でしかなかったでしょう。

守護さまの敵討ちという大義名分があれば
周りに文句を言われないどころか
周りを味方に巻き込みつつ
清須へ攻め込むことがも出来るかもですしね。

さて、この斯波義銀さん。

信長の野望・創造 戦国立志伝における斯波義銀

なんで信長の元へ訪れたのかといえば
そもそも織田信長は守護家と関係が良かったからなんですね。
尾張下四郡の尾張守護代・織田彦五郎が実質的な権力を持っていて
守護である斯波義統は傀儡化していたにも関わらず
信長は守護家との良好な関係維持に努めていたんです。
清須を制した信長は、斯波義銀尾張守護にするし(形式的ではあっても)
後には足利義昭を将軍にするために力を貸すところとか
意外と身分の高い人達に対する扱いは
きちんと礼を尽くしているイメージです。

信長は元々古くからある権威を疎かにするタイプでもないんですよね。
力自体はなかったとしても、権威が周りを動かすことを
よく理解していたからこそなのかな、と思います。

斯波義銀に対しても庇護下において尾張守護に奉じた後、
彼の守護職を奪うようなことはしていませんし
斯波義銀が信長追放を企んだがために一時は尾張から追放するものの
後には和解しています。

守護を殺した坂井大膳に比べたら
織田信長は全然大人対応じゃないですか?(笑)
私の推しの斎藤道三はお茶で毒殺してたし・・・(笑)

ちなみに斯波義銀は、後に津川義近と名を改めつつ
豊臣秀吉の代まで生き続けます。
名を改めたのは尾張守護を示す「斯波氏」を称することに憚ってとも。
尾張守護ということもあって、秀吉の御伽衆にも列せられました。
亡くなったのは慶長5年8月16日(1600年9月23日)、享年61歳。

斯波義銀の弟には津川義冬という
信長の次男・信雄の家老になった人がいます。

信長の野望・創造 戦国立志伝における津川義冬

信長にその才を認められての抜擢だったようですが
そのうち登場するかもなので詳細はその時にとっておきます。

帰蝶に発破をかけらえれた?信長の叔父・織田信光

碁をお打ちなされと暗に織田彦五郎暗殺を織田信光に仄めかす、帰蝶さま

暗躍する帰蝶さまがまたしても(笑)
弟の斎藤孫城の次は、信長の叔父・織田信光をけしかけました。

信長の野望・創造 戦国立志伝における織田信光

織田彦五郎に碁の誘いを受けているが
いけば信長に疑われるかもしれないと織田信光帰蝶に打ち明けます。
まぁこの時点で既に信光は彦五郎をなんとかしてやろうと思いつつ
実行にうつすかどうかを悩んでいたのかなと思いますね。
つ」=「彦郎をつ」とかけていたのかどうか・・・

さて、その迷いを振り払ってくれたのが
帰蝶さま、というわけでしょう。
そう言い切れるのは、織田信光は元々織田信長派だからです。
信長が家督を継いでからも一貫して信長の味方でしたからね。

帰蝶さまが「百戦錬磨」と称していたように
織田信光といえば「信長公記」でも序盤から
戦で活躍した人物としてよく登場してきます。
織田信秀も父・信定(信長の祖父)に
器量は信光のが上と言われていた話をしたことがありましたよね。
なので、どちらかといえば戦上手で謀はどうなのかな?
といったイメージではあるんですが
信長公記」でも清須城乗っ取り事件についての記述があって
麒麟がくる」とは違って、
信長に『ワイが騙して奪ってきてやるよ』と宣言して、
見事に織田彦五郎を討ち果たして清須城を手に入れています。

清須城乗っ取りを実現した信光は
信長から那古野城を譲られるんですが・・・
数年後、急死してしまいます。

信長公記」だと不慮の死、としか書かれていないんですが
「甫庵信長記*1には、信光の妻と通じていた坂井孫八郎に那古野城内で殺害されたと書かれています。
殺害した織田彦五郎同様に居城の場内で殺されてしまうっていうのは因果応報なのか。
というわけで次回あたりナレ死かもしれません。。。

鴨子芹

太原雪斎の館で療治の準備に勤しむ望月東庵先生と駒

今回もやってきました、
望月東庵先生と駒が教える薬草勉強の会

鴨子芹は食用にも薬用にも使われるセリ科のミツバのこと。
消化作用血行促進作用があるそうです。
あと腫物などにも効くらしい。

これを太原雪斎にあげるってことは・・・
胃腸の調子とかが悪いのかな?
まぁ太原雪斎さんもそろそろですしね・・・
見た感じはまだまだ元気そうですけど(笑)

ちなみに菊丸からもらう薬草って大丈夫なんですかね
とかいう邪推をしちゃうのはよくない?(笑)
まぁ似て非なるものを渡されても
流石に東庵先生が気づくかもだけど。

世上の噂ほど当てにならぬものはない

織田信長の脅威を感じる太原雪斎

織田信長が織田彦五郎を討ち取って清須を手に入れた報せを聞いて
太原雪斎が非常に驚ていましたね。

守護を殺した守護代を仇討ちとして正当に討ち取ったわけで
そうなると清州を手に入れた信長に集う者も多くなる。
周辺の城はほぼ信長に従うことになり、
信長が突如尾張の権力者として成り上がる形に。
太原雪斎さんは元々信長のことを
世間がうつけと馬鹿にするほど侮れないと言っていましたが
その通りの状況になってきました。

世間の噂話ほど当てにはならない
それは今の時代も変わりません。

やはり情報はその出所が重要だし
信用に足り得るものなのかどうかを客観的に判断せずして
一方的に信用してしまうと、デマに加担することになるかもしれません。
コロナ禍でデマが横行する今は
特に実感している皆さんも多いことでしょう。

まわりが信長のことをうつけと言っているからといっても
なぜそう言われているのか
誰がそう言っているのか
それを証明するような事実は存在するのか
それらを精査した上で自らが判断することが大事なわけです。

メディアが囃し立ていることが
必ずしも全てを語っているわけではないし
人伝いに伝わってきた情報ほど途中で脚色されたり
話がちょっとずつ変わっていって
大元の話からはズレていることだってあるわけです。

つまり何が言いたいかといえば
噂のみで信長のことを評している斎藤高政は
デマに踊らされやすい、ということです(笑)

岩倉城の織田は誰が治めている?

信長が清須を手中に収めると岩倉城の織田氏以外は
全て信長方についたことを稲葉良通が教えてくれました。

岩倉城の織田氏って誰だっけ?
この人です。

信長の野望・創造 戦国立志伝における織田信安

織田信安さん、尾張上四郡の守護代です。
生年は不明ですが天正19年(1591年)まで生きた人です。
※亡くなった時期については諸説あり。

つまり本能寺の変後も生きていたことになります。
織田信安の家は織田伊勢守家とか岩倉織田氏と呼ばれていますが
織田信安が信長の祖父・織田信定の娘を妻にしていることもあって
織田弾正忠家とは良好な関係でした。
織田信秀健在の際には信長との交流もあったらしいです。

ところが、信秀が亡くなってからは
犬山城主の織田信清(織田信秀の弟・織田信康の嫡男)
領地に関してもめ事を起こして以来、信長と疎遠になります。
更に、斎藤道三が息子の斎藤高政に討たれた後は
斎藤高政と呼応して信長と対立するようにもなるのです。
信長の弟・信勝が信長に反旗を翻した際には
信勝の味方をしていますしね。

ただし、自身の家督相続で長男・信賢を廃して
次男の信家に家督を継がせようとしたことが原因で
息子の信賢から岩倉城を追放されます。
なんかどこでも似たようなことが起きていますが(笑)

以後は、斎藤高政の元を頼り、
高政死後もその子・龍興に従って織田信長に対抗しています。
斎藤氏が信長によって滅ぼされると織田信安は京都へ逃亡。

しかし、信長は同族のよしみということで
信長に敵対したことを許して美濃に所領を与えたそうです。
後年は安土総見寺の住職となったのだとか。
ちなみに総見寺の住職は代々織田家の一族から選ばれるんだそうです。

それにしてもやっぱり織田信長さんは寛大な心の持ち主だなぁ。
なんだかんだあっても、たいがい許してる気がする(笑)

1.3.斎藤高政の弟たち誅殺からの学び

真っ黒な稲葉良通

斎藤孫四郎と斎藤喜平治の動きに気を付けろと斎藤高政に忠告する稲葉良通(一鉄)

稲葉良通が「麒麟がくる」ではとっても黒い人です。
稲葉良通が腹に一物持った人として描かれたことがあるのかどうか・・・。
といっても今回の稲葉良通
自分がのし上がるために暗躍しているというよりは
美濃を守るために自分なりに最善の策をとっている結果が
斎藤道三を貶めるという選択になっているだけなのかなとも。

信長公記」とかだと、斎藤高政をけしかけて弟たちを惨殺させるのは
長井道利という斎藤高政の側近的な立場の人なのです。

tsukumogatari.hatenablog.com

ところが今回はまさかの登場無しのようです。
長井道利の出自もなかなかよくわからなくて
一説には斎藤道三の弟なんて話もあるんですよね。
信長公記」だと斎藤高政の叔父ってことになってますし。

長井道利は斎藤氏が信長に滅ぼされた後も信長には従わず、
高政の子・斎藤龍興と共に最期まで信長に抗った人と言われているので
登場しないことにびっくりしています。

そして長井道利の代わり役が稲葉良通であることも二重にびっくり。
謀将的立場となっているのがちょっとイメージに合わないんですけど
後々の明智十兵衛との対立も睨んで、
こういう役回りになっているのかもしれません。
演じてる村田雄浩さんが厭らしさをうまく醸し出してくれちゃってて
稲葉良通の一般的なイメージが
このままいくと変わってしまうのかもしれません(笑)

斎藤孫四郎・喜平次を斬ったのは日根野備中守

長井道利さんは登場しませんが
斎藤高政を弟二人を斬ったとして有名な
日根野備中守弘就さんは登場してくれました。

信長の野望・創造 戦国立志伝における日根野備中守

日根野備中守は斎藤高政の寵臣と言われていて
長井道利と共に「信長公記」にも登場してくる人です。

そして日根野備中守といえば
自ら兜や鎧を自作したことでも有名な人なんですけど、
個人的にはなかなか死ねなかった切腹のエピソード
ちょっと面白くて好きなんですよね。
詳しくはこちらの記事でも書いていますが

tsukumogatari.hatenablog.com

どんな切腹だったかというと
腹を切った後に
自分の臓物をひっこぬいて木の枝にひっかけるという
奇行までおこなったにも関わらず
何故か死ねそうにない。

死ねないなーどうしようかなー
と思っていたかどうかはわかりませんが
あ、そういえば死ぬ前に処分しようと思ってた書類
そのままんじゃん!
てことを思い出します。

多分処分するってことは誰かに見られたらまずい書類。
いかんいかんということで
それら書類をかき集めて庭で燃やすわけです。
ちなみに臓物ひっこぬいてた状態で
どう動いてたのか気になるけど(笑)

ともかく怪しげな書類にも火をかけたし
これで安心いつでも死ねるぞ
となったけど、
火が燃え尽きて書類が灰になっても
まだ死ねない。

そうこうしてる間に1日が過ぎて
翌日の日が昇ってもまだ死ねそうもない。

これにはさすがに困り果てて
近臣の者にも愚痴ってたみたいですが
ようやくその日の晩になって

なんか死ねるかも!

と感づいて
自らの首を刎ねて死んだそうです。

最初からそうするか誰かに介錯してもらえばよかったのでは・・・(笑)

まぁつまるところ、
信じるか信じないかはあなた次第的な話なんですが
日根野備中守の人物像を窺い知れるエピソードで
個人的には楽しい切腹エピソードでもあるのです。

揺るぎない国を目指す斎藤高政

自分の父は斎藤道三ではなく土岐頼芸だと公言する斎藤高政

斎藤高政は
斎藤道三は自分の父ではない、
本当の父は土岐源氏の棟梁・土岐頼芸さまである
と国衆たちの前で公言しちゃいました。
もはやそれが本当かどうかわかる術はなく
言ってしまったもん勝ちなわけですが
真実ではなかったとしても
国衆を束ねるためには必要な発言だったかもしれません。

ただそれよりも、このように公言することによって
斎藤道三から自身が解放されることが
高政にとっては一番の目的であり
長年鬱積していた気持ちに
区切りをつけるためにも必要だったのかなと。

そのやり方は現代に生きる私からすると
決して正しいとは思えないやり方ですが
時代も環境も違う過去の人たちの判断や決断を
安直に今の常識に当てはめて評価はしてはいけない
という思いもあります。

斎藤高政も登場当初と比べると
美濃を治める者としての威厳が備わったように見えますし
今後敵対するであろう織田信長
どのように対峙していくのか
明智十兵衛光秀との関係がどのように変遷してくのか
じっくり見定めていきたいところです。

1.4.没した登場人物たち

麒麟がくるで亡くなった人たちを弔う章

こちらは麒麟がくる」で亡くなった人たちを弔うための章です。
亡くなった日についてはWikipediaの情報と「麒麟がくる」の劇中での情報を
照らし合わせてのものです。
亡くなった日については人物によって諸説ありますので
あくまでも参考情報ということでお願いします。

  • 天文16年(1547年)織田信康(演:清家利一)享年不明
  • 天文16年11月17日(1547年12月28日)土岐頼純(演:矢野聖人)享年24歳
  • 天文18年3月6日(1549年4月3日)松平広忠(演:浅利陽介)享年24歳
  • 天文20年3月11日(1551年4月16日)小見の方(演:片岡京子)享年39歳
  • 天文21年3月3日(1552年4月8日)織田信秀(演:高橋克典)享年42歳
  • 天文22年閏1月13日(1553年2月25日)平手政秀(演:上杉祥三)享年62歳
  • 天文23(1554年)深芳野(演:南果歩)享年不明
  • 天文23年7月12日(1554年8月10日)斯波義統(演:有馬自由)享年42歳
  • 弘治元年11月12日(1555年12月24日)斎藤孫四郎(演:長谷川純)享年不明
  • 弘治元年11月12日(1555年12月24日)斎藤喜平次(演:犬飼直紀)享年不明

1.5.参考資料

今回記事を書くにあたって主に参考とした書籍や
サイトをこちらでまとめて紹介しておきます。
興味持たれた方はご購入または閲覧してみてくださいね。

 

現代語訳 信長公記 (新人物文庫)

現代語訳 信長公記 (新人物文庫)

  • 作者:太田 牛一
  • 発売日: 2013/10/10
  • メディア: 文庫
 
戦国 戦の作法

戦国 戦の作法

 
ここまでわかった! 明智光秀の謎 (新人物文庫)

ここまでわかった! 明智光秀の謎 (新人物文庫)

  • 発売日: 2014/09/08
  • メディア: 文庫
 

斎藤義龍 - Wikipedia

斎藤孫四郎 - Wikipedia

斎藤喜平次 - Wikipedia

斯波義統 - Wikipedia

斯波義銀 - Wikipedia

ミツバ(三つ葉) - 薬草と花紀行のホームページ

織田信安 - Wikipedia

総見寺 - Wikipedia

日根野弘就 - Wikipedia

2.まとめ

弟たちを誅殺した斎藤高政に宣戦布告をする斎藤道三

美濃は斎藤高政が、尾張織田信長が掌握し始めた第15話。
美濃ではいよいよ親子骨肉の争いが始まります。
竹馬の友である高政が弟たちを誅殺したことを聞いて
十兵衛は何を思い、どう考え、どのような決断をするのか。
そして斎藤道三はどんな思いで息子に刃を向けることになるのか。
美濃編最終章に突入した次回も見逃せません!

そして一番ドキドキしているのはいつ放送が止まってしまうか(笑)
最近毎回書いてる気がしているけど、本当にこれが一番気掛かりです。
どうにかしてリモート撮影とか密を避けて撮影する方法はないものか。
最悪朗読みたいな感じでもいいから続いてほしい・・・。

さて冒頭でも述べましたが
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオであれば
NHKオンデマンドをチャンネル登録すると
当日の放送や再放送も見逃してしまったとしても、いつでも視聴可能です。
※2020年3月からNHKオンデマンドに元々あった最新作の「見逃し放題パック」と過去作の「特選見放題パック」が
統合されて「まるとご見放題パック」となったため最新作から過去作までいつでも見れるようになりました。

そして「麒麟がくる」をもっと楽しむために
こちらの書籍もおススメですので
ご興味のある方は是非とも。

NHK出版 NHK出版 2019年11月30日
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麒麟がくる 前編 (1) (NHK大河ドラマ・ガイド)

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では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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*1:儒学者であり医者である小瀬甫庵が「信長公記」を元に著した織田信長を主題とした仮名草子。江戸時代初期に刊行された。