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NHK大河ドラマに登場した伊達政宗|歴代俳優一覧と出演作品まとめ

NHK大河ドラマに登場した伊達政宗|歴代俳優一覧と出演作品まとめ

伊達政宗は、隻眼の武将「独眼竜」として知られ、奥州の大半を制して仙台藩62万石の礎を一代で築いた戦国大名です。

豊臣秀吉徳川家康より一世代あとに生まれ、「あと十年早ければ天下を狙えた」とまで評された、いわゆる「遅れてきた英雄」です。

派手好みで「伊達者」の語源にもなった華やかな個性は、大河ドラマでもたびたび描かれ、いまも高い人気を誇ります。

そこで本記事では、伊達政宗が登場したすべての大河ドラマ作品を紹介!

演じた歴代俳優の一覧や、主人公として描かれた作品、各作品での描かれ方までまとめて解説します!

NHK大河ドラマで放送された伊達政宗の登場作品一覧(1965年〜2016年)

仙台城の伊達政宗公騎馬像

仙台城の伊達政宗公騎馬像

伊達政宗が登場した大河ドラマは、1965年の『太閤記』から2016年の『真田丸』まで12作品です。

政宗は、奥州の大半を制した東北の大大名として、小田原参陣・関ヶ原・大坂の陣という、大河でくり返し描かれてきた大きな節目に関わった武将です。

そのため、政宗を主役にした作品だけでなく、秀吉家康、直江兼続や真田信繁(幸村)など、同じ時代の人物を主人公とする作品にも、脇役として顔を出してきました。

そんな政宗が登場した12作品と演じた俳優を表にまとめました。

NHKオンデマンドで全話配信されている作品もあるので、気になる作品があればぜひチェックしてみてください。
※『樅ノ木は残った』は総集編のみ、『太閤記』『春の坂道』は各1話が未配信で、それ以外は全話配信中です。

作品タイトル 放送年 演じた俳優 主人公
太閤記 1965 井上 昭文  
樅ノ木は残った 1970 尾上 松緑  
春の坂道 1971 垂水 悟郎  
おんな太閤記 1981 横光 克彦  
徳川家康 1983 尾上 辰之助  
独眼竜政宗 1987 渡辺 謙
藤間 遼太(幼年期)
嶋 英二(少年期)
春日局 1989 金田 龍之介  
葵 徳川三代 2000 すま けい  
利家とまつ
〜加賀百万石物語〜
2002 遠藤 雅  
武蔵 MUSASHI 2003 西村 和彦  
天地人 2009 松田 龍平  
真田丸 2016 長谷川 朝晴  

伊達政宗登場作品と演じた俳優の一覧

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伊達政宗を演じた歴代俳優一覧【全12作品・14名】

NHK大河ドラマで伊達政宗が登場した作品は、前述のとおり12作品です。

ただし演じた俳優は14名

これは『独眼竜政宗』(1987年)で、幼年期や青年期で演じ分けが発生しているためです。

では各作品でどのような政宗が描かれてきたのか、俳優とあわせて見ていきましょう。

歴代の伊達政宗俳優

複数回、伊達政宗を演じた俳優

大河ドラマで、伊達政宗を複数回にわたって演じた俳優はいません

12作品すべてで異なる俳優が起用されていて、同じ俳優が再び政宗を演じたケースは一度もありません。

大河ドラマでは同一人物を同じ俳優が再演する例もありますが、基本的には作品ごとに顔ぶれが替わるのが通例です。

伊達政宗を1度だけ演じた俳優一覧

各作品で伊達政宗を演じた俳優と、代表作・特徴を以下にまとめました。

俳優 作品タイトル 代表作・特徴
井上 昭文 太閤記
(1965年)
日活映画の黄金期を支えた名バイプレイヤー。
『幕末太陽傳』で日活デビューし、石原裕次郎・小林旭らの作品に数多く出演した。
尾上 松緑
(二代目)
樅ノ木は残った
(1970年)
菊五郎劇団を率いた歌舞伎の立役で、人間国宝・日本芸術院会員。
日本舞踊・藤間流の家元も務め、時代物・世話物・舞踊と芸域が広かった。
垂水 悟郎 春の坂道
(1971年)
劇団民藝の出身で、映画・テレビドラマで活躍した俳優。
時代劇で武将役などを数多く演じた。
横光 克彦 おんな太閤記
(1981年)
刑事ドラマ『特捜最前線』の紅林刑事役で知られる。
のちに衆議院議員に転じ、環境副大臣も務めた。政界引退後は俳優業に復帰。
尾上 辰之助(初代) 徳川家康
(1983年)
二代目尾上松緑の長男。
同世代の尾上菊之助・市川新之助とともに「三之助」と呼ばれ人気を集めた歌舞伎俳優。
渡辺 謙 独眼竜政宗
(1987年)
本作の成功で一躍国民的俳優に。
のち映画『ラストサムライ』を機にハリウッドへ進出し、『硫黄島からの手紙』などに出演した国際派俳優。
藤間 遼太 独眼竜政宗
(1987年)
幼年期(梵天丸)を演じた子役で、本名は藤間良。
現在は日本舞踊・宗家藤間流の八世宗家、藤間勘十郎として舞踊・振付の世界で活動している。
嶋 英二 独眼竜政宗
(1987年)
少年期(藤次郎)を演じた子役。
その後の詳しい経歴は確認できなかった。
金田 龍之介 春日局
(1989年)
時代劇の悪役に定評のあった名脇役で、大河ドラマの常連。
コメディから凄みのある悪役まで幅広く演じ、菊田一夫演劇賞を受賞している。
すま けい 葵 徳川三代
(2000年)
小劇場で「アングラの帝王」と呼ばれた個性派俳優。
こまつ座の井上ひさし作品や、映画『男はつらいよ』シリーズなどで存在感を発揮した。
遠藤 雅 利家とまつ
〜加賀百万石物語〜
(2002年)
映画『二十才の微熱』でデビューし、映画・ドラマ・舞台で活動した俳優。
のちに地元・北海道でリポーター、ナレーターとしても活躍している。
西村 和彦 武蔵 MUSASHI
(2003年)
NHKドラマ『翼をください』でデビュー。
『超獣戦隊ライブマン』や『警視庁鑑識班』シリーズなどで知られる。
松田 龍平 天地人
(2009年)
俳優・松田優作の長男。
映画『御法度』でデビューし、『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した。
長谷川 朝晴 真田丸
(2016年)
お笑い・演劇ユニット「ジョビジョバ」のメンバーとしてデビュー。
以降、映画・ドラマ・舞台で幅広く活動している。

伊達政宗を演じた俳優と代表作・特徴

 

近年の政宗として記憶に新しいのは、『天地人』の松田龍平さんや、『真田丸』の長谷川朝晴さんでしょう。

そして広く知られるのは、『独眼竜政宗』で主役を務めた渡辺謙さんです。

当時はまだ新進の若手でしたが、この一作で国民的俳優へと駆け上がりました。

大河ドラマ全盛期のころに見ていた視聴者にとって、政宗=渡辺謙さんというイメージが強いのではないでしょうか。

幼少期・青年期で俳優が分かれるケース

伊達政宗の場合、1987年の『独眼竜政宗』で幼年期・少年期・成人後の三段階を別の俳優が演じ分けています

幼年期の梵天丸を藤間遼太さん、少年期の藤次郎を嶋英二さんが演じ、成人後を渡辺謙さんが担いました。

とりわけ、藤間さんが演じた幼年期の場面からは、のちに広く知られる名台詞「梵天丸もかくありたい」が生まれています。

一方、ほかの11作品では成人後の政宗が中心に描かれ、俳優が分かれることはありませんでした。

俳優ごとの起用傾向と演技スタイル

伊達政宗公胸像

伊達政宗公胸像

伊達政宗は、隻眼の「独眼竜」として恐れられた奥州の覇者であり、大胆で華のある振る舞いでも語り継がれる武将です。

その一方で、天下人と渡り合いながら生き残った知略の人でもあり、あふれる野心の裏に、母や弟をめぐる屈折を抱えた複雑な人物として伝わっています。

そのため政宗役でいちばん問われるのは、外に見せる華やかさや大胆さと、その内に秘めたしたたかで陰のある部分とを、一人の人物として両立させられるかという点です。

そこに、政宗役ならではのむずかしさと見どころがあるのでしょう。

伊達政宗が主人公として描かれた大河ドラマは?

伊達政宗が主人公として描かれた大河ドラマは、1987年の『独眼竜政宗』1作です。

しかも本作は、平均視聴率39.7%という大河ドラマの歴代最高記録を打ち立て、いまも破られていません。

主演は渡辺謙さん、原作は山岡荘八の小説、脚本は『澪つくし』で知られるジェームス三木さんです。

梵天丸の誕生から仙台開府までを一年かけて描き、父・輝宗(北大路欣也さん)を敵もろとも撃つ場面や、勝新太郎さん演じる秀吉との初対面など、名場面を数多く生みました。

幼い梵天丸の「梵天丸もかくありたい」は流行語となり、社会現象と呼べるほどの人気を集めたそうです。

大河ドラマ史上で最高傑作と言っても過言ではない作品なのかも!?

 

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大河ドラマの伊達政宗によくある質問(FAQ)

大河ドラマに登場する伊達政宗に関して、よくある質問をまとめました。

伊達政宗によくある質問

伊達政宗は何をした人ですか?

伊達政宗公胸像

伊達政宗公胸像

伊達政宗(1567〜1636年)は、奥州の大半を制し、仙台藩62万石の礎を築いた戦国大名です。

幼いころに疱瘡(天然痘)で右目を失い、隻眼となったことから、のちに「独眼竜」と呼ばれました。

18歳前後で家督を継ぐと、摺上原の戦いで蘆名氏を破るなど、わずか数年で南奥州を平定します。

その後は秀吉・家康という天下人の世を巧みに生き抜き、関ヶ原の戦いののちに仙台へ城と城下町を築いて、東北一の大名としてその名を後世に残しました。

伊達政宗と徳川家康の関係は?

政宗と家康は、臣従しつつも互いに警戒し合う、緊張感をはらんだ関係でした。

政宗は関ヶ原の戦い(家康と石田三成の争い)で東軍につき、上杉景勝らと戦います。

このとき家康から、切り取った土地を認めるという「百万石のお墨付き」を得ますが、政宗が一揆をあおったことが露見し、約束は反故となりました。

その後は、家康の六男・松平忠輝に娘の五郎八姫を嫁がせて縁戚となり、大坂の陣にも家康方として参陣します。

秀忠・家光の代まで外様ながら別格の待遇を受けた一方、その野心はつねに幕府から警戒される立場でもありました。

伊達政宗の晩年や最期はどうなりましたか?

伊達政宗が眠る瑞鳳殿の石階段

伊達政宗が眠る瑞鳳殿の石階段

伊達政宗は、寛永13年(1636年)に江戸で亡くなりました。享年70です。

晩年は仙台藩の経営に力を注ぎつつ、三代将軍・家光からも厚く遇される幕府の重鎮でした。

最期は参勤交代の途上で体調を崩し、江戸の桜田上屋敷で病没します。死因は食道の癌であったとされています。

「伊達男」の名にふさわしく、臨終の際も妻子に死に顔を見せなかったと伝わります。

遺言により、仙台城と広瀬川をはさんで向かい合う経ヶ峯に葬られ、その墓所が霊廟・瑞鳳殿です。

伊達政宗の逸話(エピソード)を知りたいです

華やかな人物像で知られる政宗には、その人となりを伝える逸話が数多く残っています。

母との確執と弟の成敗

政宗の生涯で最も重い逸話が、母・義姫と弟・小次郎をめぐる悲劇です。

一説には、弟をかわいがる母が政宗に毒を盛り、難を逃れた政宗が弟・小次郎を自ら成敗したと伝わります。

後継をめぐる骨肉の争いは、政宗の人格に影を落とした出来事として語られてきました。

ただし近年は、この毒殺事件そのものを疑う見方も出ています。

「伊達者」の語源になった派手好み

政宗は、きらびやかな装いや大胆な振る舞いを好んだことで知られています。

おしゃれで格好をつける人を指す「伊達者(だてもの)」という言葉は、この政宗の派手好みに由来するとも言われています。

秀吉に許しを請う際、あえて死装束で参陣したという逸話も、その演出上手な一面をよく表しています。

料理を愛した「馳走」の心

政宗は無類の料理好きで、自ら台所に立って客をもてなしたと伝わります。

「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理してもてなすことである」という言葉を残しました。

仙台名物のいくつかを政宗の考案とする説があるほど、食へのこだわりは深いものでした。

伊達政宗の子孫は現在まで続いてる?

伊達政宗の血筋は、仙台伊達家宇和島伊達家として現代まで続いています。

政宗には十男四女がいて、正室・愛姫の子である次男・忠宗が仙台藩の宗家を継ぎました。

一方、庶長子の秀宗は伊予宇和島10万石を与えられ、宇和島伊達家の初代となります。

宇和島家からは幕末の四賢侯の一人・伊達宗城が出て、明治には本家をしのぐ侯爵に叙せられました。

現在も、仙台伊達家は18代当主・伊達泰宗さん、宇和島伊達家は13代当主・伊達宗信さんへと受け継がれています。

ちなみに、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんも、伊達一族の末裔として知られています。

伊達政宗のゆかりの地は?

 

伊達政宗のゆかりの地は、生まれ育った山形から、戦った福島、本拠を置いた宮城まで、東北一帯に広がっています。

主なスポットを地域ごとにまとめ

黒川城(鶴ヶ城)

黒川城(鶴ヶ城)


たので、東北地方を旅する際には、ぜひ訪れてみてください。

地域 ゆかりのスポット・概要
山形県
(米沢)
  • 米沢城跡(生誕地の通説とされる、伊達家の居城。のち上杉家の城となり現在は上杉神社)
  • 舘山城跡(政宗の生誕地とする説もある山城)
福島県
  • 小手森城跡(撫で斬りの舞台となった城)
  • 二本松城跡・仙道人取橋古戦場(畠山氏との戦い。父・輝宗横死の前後の地)
  • 黒川城〈会津若松城・鶴ヶ城〉(摺上原の戦いで蘆名氏を破り入城した城)
宮城県
(仙台)
  • 仙台城跡〈青葉城址〉(政宗が築いた仙台藩の居城。騎馬像でも有名)
  • 瑞鳳殿(政宗が眠る豪華絢爛な霊廟)
  • 覚範寺(父・輝宗の菩提を弔って創建した寺)
  • 大崎八幡宮(政宗が造営させた国宝の社殿)
  • 岩出山城跡(仙台移転前に約12年を過ごした城)
宮城県
(松島)
  • 瑞巌寺・五大堂(政宗が再興した伊達家ゆかりの名刹)
  • 観瀾亭(松島を望む御仮屋)
  • みちのく伊達政宗歴史館(生涯を蝋人形で紹介する資料館)
東京都 終焉の地(江戸桜田上屋敷跡。現在の日比谷公園周辺)

 

 

大河ドラマ『独眼竜政宗』はどこで見れる?

大河ドラマ『独眼竜政宗』は、NHKオンデマンドで全話配信中です。

NHKオンデマンドは、AmazonプライムビデオのNHKオンデマンドチャンネルや、U-NEXT経由でも利用できます。

そのほか、DVDのレンタルや、NHK BSでの再放送で視聴できる場合もあります。

なお、「無料で全話見放題」とうたう非公式サイトは、正規の配信サービスではありません。

ウイルスや権利侵害の危険があるため、視聴は公式のサービスを利用するのが安心です。

伊達政宗に関連する本や小説でおすすめは?

伊達政宗についてさらに深く知りたい方に、おすすめの本を紹介します。

【「奥州の竜」 伊達政宗 最後の戦国大名、天下人への野望と忠誠(角川新書) 佐藤貴浩 著 Kindle版あり】

最新の研究をふまえて政宗の生涯をたどった一冊で、天下人との駆け引きを軸に読み解いています。

史実に沿って政宗の動向を知るなら、この書籍がおすすめです。

【伊達政宗(山岡荘八歴史文庫) 山岡荘八 著 Kindle版あり】

『独眼竜政宗』の原作にもなった、政宗の生涯を描く長編歴史小説です。

物語として政宗の人生を味わいたい人は、この小説を手に取ってみてください。

【戦国武将伝 東日本編 今村翔吾 著 Kindle版あり】

東日本の武将たちを一話ずつ描いた短編集で、政宗もそのひとりとして登場します。

政宗をふくめ、東日本の戦国武将の一端を知りたい人におすすめです。

【戦国武将列伝1 東北編 遠藤ゆり子・竹井英文 編】

東北の武将たちを研究の視点から紹介した一冊で、伊達氏や周辺勢力の動きを丁寧に押さえています。

政宗を取り巻く奥州の情勢まで知るならこの書籍を読むといいでしょう。

【慶長遣欧使節: 伊達政宗が夢見た国際外交(歴史文化ライブラリー531) 佐々木徹 著 Kindle版あり】

政宗が支倉常長をヨーロッパへ送った慶長遣欧使節に焦点をあてた一冊です。

スケールの大きい外交という、政宗の意外な一面を知りたい方におすすめです。

まとめ|大河ドラマで描かれてきた「伊達政宗像」の変遷とその魅力

伊達政宗は、これまで12作品の大河ドラマに登場してきました。

なかでも渡辺謙さんが主演した『独眼竜政宗』は、今ある政宗像の先駆けと言ってもいいでしょう。

『独眼竜政宗』の放送から40年近く経っているため、そろそろもう一度主人公をやってもいいのでは、という声も聞こえてきそうな……。

また、大河ドラマ誘致が行われている、伯父の最上義光が主人公になれば、新たな視点での政宗像が描かれるかもしれません。

いずれにしても、戦国大河は畿内を中心に動く作品が多いので、もっと奥州にスポットを当ててくれてもいいのでは?と思ったりしています。

さて次の伊達政宗は、どの作品でだれが演じることになるのか!?

 

では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!