ツクモガタリ

本サイトはプロモーションをふくみます!

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長に関連するおすすめの本6選

スポンサーリンク

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長に関連するおすすめの本6選
2026年のNHK大河ドラマは『豊臣兄弟!』。

そして主人公は豊臣秀長(羽柴秀長)

兄が天下人の豊臣秀吉ということもあり、ドラマや小説では主人公よりも脇役としての登場が多い秀長。

秀長の伝記も非常に少なく、兄・秀吉に比べると格段に情報量が少ないのですが、秀長を主人公とする小説は少ないながらもあるのです。

そこで今回は、豊臣秀長に関連するおすすめの本を6冊紹介していきます!

大河ドラマ『豊臣兄弟!』で豊臣秀長はどう描かれる?

『豊臣兄弟!』では、秀吉に次ぐNo.2として存在感を見せた秀長が、さまざまな重要な場面でどのように判断しながら行動してきたかに注目したいところです。

温厚な性格の持ち主で、他者との調整役がうまいというのが一般的な秀長像で、ドラマでも兄・秀吉を諫める立場として描かれていることが多かったです。

ただし、『豊臣兄弟!』では秀長が中心にドラマが動くので、彼の軍事面での活躍にもスポットライトが当たりそう。

中国方面での活躍や、四国・九州征伐での総大将としての姿など、戦略家としての一面も見られるでしょう!

また、秀吉との兄弟関係や、政権における調整役としての秀長の姿は、今まで以上に丁寧に描かれそう。

秀吉の暴走を抑える存在であり、豊臣政権の要としての秀長の姿が、より浮き彫りになるストーリーが予想されます。

それに、新たな史料が発見されれば、これまで知られていなかった「新しい秀長像」も描かれるかもしれない楽しみも!

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の原作本は?

『豊臣兄弟!』は原作なしであることが決まっています。

近年の大河ドラマは、2010年の『平清盛』以降は原作無しがほとんどです。

『新選組!』『鎌倉殿の13人』の脚本を担当した三谷幸喜さんのように、人気テレビドラマに携わった脚本家がオリジナルで手掛ける傾向にあります。

『豊臣兄弟!』も同様で、『半沢直樹』や『ルーズヴェルト・ゲーム』など、池井戸潤さんの人気小説テレビドラマ版の脚本を担当した八津弘幸さんが大河ドラマに初挑戦。

原作本がないので、事前に読んで流れを知っておくことはできませんが、人気ドラマで見せた八津弘幸さんの手腕に乞うご期待!

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の予習におすすめの小説・書籍6選

『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長を主人公とする小説や、豊臣秀長をメインに言及する書籍は限られていますが、そのなかでもおすすめの本を6冊紹介します。

『豊臣兄弟!』が始まる前に秀長の生涯をおさらいしたい人は、ぜひ手に取ってみてください。


タイトル おすすめ度 著者 種類 ページ数 価格
豊臣秀長 ある補佐役の生涯 ★★★★★ 堺屋太一 文庫本 761ページ 1,760円
Kindle版 582ページ 900円
豊臣秀長 ★★★★ 志木沢郁 Kindle版 286ページ 552円
豊臣家の人々 新装版 ★★★★ 司馬 遼太郎 文庫本 503ページ 964円
Kindle版 487ページ 832円
下天を謀る 上下巻 ★★★ 安部龍 太郎 文庫本 上 455ページ
下 371ページ
上下巻 各825円
Kindle版 上 487ページ
下 389ページ
上下巻 各703円
八本目の槍 ★★★ 今村翔吾 文庫本 528ページ 935円
Kindle版 438ページ 880円
地図と読む 現代語訳 信長公記 ★★★ 太田 牛一
中川 太古
単行本 472ページ 2,200円
Kindle版 616ページ 1,980円

豊臣秀長 ある補佐役の生涯/堺屋 太一 (著)

豊臣秀長が主人公の小説で、おそらく一番有名な本です。

1996年のNHK大河ドラマ『秀吉』の原作のひとつでもあり、ここで描かれている秀長像が、一般的によく知られているイメージだと思います。

個人的には、大河ドラマ『秀吉』の秀長は少しお金に対する執着が強い印象を受けましたが、小説のほうはお金を大事にしつつも温和な性格のほうが強調されている印象です。

賤ヶ岳の戦いからあとの話は深掘りされていませんが、秀長がNo.2に徹した半生を知るための作品としては、これが一番ベストでしょう。

AmazonのKindle Unlimited対象作品なので、会員の人は無料で読めます。

豊臣秀長/志木沢郁 (著)

豊臣秀長 ある補佐役の生涯』は、兄との兄弟愛がより前面に押し出されている印象です。

兄・秀吉のために補佐役として生涯を捧げた秀長が、死の間際まで描かれています。

四国・九州攻めの様子も描写され、武断派としての印象も与えられる秀長像は、新鮮に感じるかもしれません。

読みやすく、最後まで一気に読める作品です。

豊臣家の人々 新装版/司馬 遼太郎 (著)

歴史小説家として超有名な司馬遼太郎の作品で、こちらは短編集です。

秀長は「第五話 大和大納言」のところで描かれ、タイトルのとおり豊臣家にまつわる人々が全九話にわたって紡がれています。

秀長の生涯を詳細に知る作品としては弱いですが、豊臣家の興亡を知るうえで興味深く読める作品でしょう。

秀長を含め、豊臣家を全体的におさらいしたい人は、こちらも読んでみることをおすすめします。

下天を謀る/安部龍 太郎 (著)

こちらは豊臣秀長が主人公ではありません!

秀長の家臣としても有能な働きを見せた、藤堂高虎が主人公の小説です。

7度主家を変えた武将として有名ですが、豊臣秀長同様に、主人公として扱われるケースは少ない有名武将の一人でしょう。

また、主君を何度も変えている藤堂高虎ですが、豊臣秀長とその養子で後を継いだ秀保には忠節を尽くしたことでも知られています。

藤堂高虎と豊臣秀長の関係性を考察するうえで、役立つ作品になることは間違いないでしょう。

八本目の槍/今村翔吾 (著)

タイトルから想像できるとおり、秀吉子飼いの七本槍+1名を題材とした作品です。

ストーリーは、七本槍の武将一人ひとりを主人公としたスピンオフのような展開で進み、「八本目の槍」の想いの真相が徐々に明かされていきます。

「八本槍」それぞれに対するイメージは、読み始めたころと読んだあとでは大きく変わり、秀吉子飼いの武将たちをもっと知りたくなる作品になるでしょう。

豊臣秀長は、ある場面のほんの数行登場する程度で、一見すると関係の薄い本と感じるかもしれません。

しかし、秀長以外に豊臣家を支えた武将たちの忠義や葛藤を感じることで、『豊臣兄弟!』のストーリーにも入り込みやすい土壌を作ってくれるのではないかと思うのです。

藤堂高虎同様に、秀長以外の人物から『豊臣兄弟!』の時代を深掘りしたい人におすすめしたい作品です!

地図と読む 現代語訳 信長公記/太田 牛一 (著), 中川 太古 (著)

織田信長に仕えていた武将たちの様子を知るうえで、織田家臣・太田牛一の綴った『信長公記』は読んでおいて損はない作品のひとつと考えています。

八本目の槍』と同じく、秀長が登場するのはほんの数ページです。
※姉川の戦いと秀吉の中国攻めで名前が出てくる程度だったと記憶しています。

大河ドラマは1年通して放送される長編とはいえ、ストーリーの都合上などでくわしく説明されない出来事や省略されてしまう事件などもあります。

しかし、『信長公記』を一度読んでおけば、秀吉が仕えた織田家に関連する出来事を程度把握できるので、『豊臣兄弟!』を視聴するうえで情報を補完できるシーンもあるはず(たぶん)。

「この事件は飛ばしちゃうんだ……」「裏ではこういう出来事もあったよね」みたいに、ちょっと歴史通的に語れちゃうこともあるでしょう!

しかも『地図と読む 現代語訳 信長公記』は、通常の現代語訳版とは異なり地図付きなので、どの地域で何が起きていたのかがわかりやすいのがメリットです。
※『信長公記』を読むとわかりますが、地名がとにかくたくさん出てくるものの、その地方に住んでる人じゃないとイメージできずにモヤっとすることが多いんですよね……。

地理も把握しながら織田家の歩んだ道を押えておけば、『豊臣兄弟!』の視聴で迷子になることもないはず。

AmazonのKindle Unlimited対象作品なので、会員の人は無料で読めるのでぜひ!

大河ドラマ『豊臣兄弟!』や豊臣秀長によくある質問

最後に、大河ドラマ『豊臣兄弟!』や豊臣秀長によくある質問を回答していきます!

  1. 『豊臣兄弟!』の原作や作者は?
  2. 『豊臣兄弟!』のキャストは?秀吉役は誰が演じる?
  3. 豊臣秀長の幼名は何ですか?
  4. 豊臣秀長が生きていたら関ヶ原の戦いは起きなかった?

『豊臣兄弟!』の原作や作者は?

近年の大河ドラマは原作本なしの傾向が強く、『豊臣兄弟!』も原作なしです。

脚本家の八津弘幸さんがストーリーを作ります。

八津弘幸さんが過去に脚本を担当したおもなテレビドラマは以下のとおりです。

  • 『半沢直樹』(TBS、2013年7月~9月)
  • 『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS/2014年4月~6月)
  • 『下町ロケット』(TBS/2015年10月~12月)
  • 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日/2016年10月~12月)
  • 『陸王(TBS/2017年10月~12月)
  • 『連続テレビ小説 おちょやん』(NHK/2020年11月 ~2021年5月)
  • 『VIVANT』(TBS/2023年7月~9月)※ 李正美、宮本勇人、山本奈奈との共同脚本

人気作を手掛けていることが多いので楽しみ!

『豊臣兄弟!』のキャストは?秀吉役は誰が演じる?

現時点で『豊臣兄弟!』のキャストで決まっているのは、主人公の豊臣秀長のみです。

兄の豊臣秀吉はもちろん、家臣の藤堂高虎も誰が演じるかはまだわかりません。

秀長を演じるのは俳優の仲野太賀さんで、NHK大河ドラマでは以下の5作品に出演歴があります。

  • 『風林火山』 第37話(2007年) 上杉龍若丸 役
  • 『天地人』 第45話 - 最終話(2009年) 直江景明 役
  • 『江〜姫たちの戦国〜』 第39話 - 最終話(2011年) 豊臣秀頼 役
  • 『八重の桜』 第46話 - 最終話(2013年) 徳富健次郎(徳冨蘆花) 役
  • 『いだてん〜東京オリムピック噺〜』 第32話 - 第40話、最終話(2019年) 小松勝 役

キャストは徐々に発表されるはずですが、まだ先の話なのでキャスト予想に花を咲かせて楽しむのがいいかもしれません!

豊臣秀長の幼名は何ですか?

幼少期は「小竹(こちく)」と呼ばれていたというのが通説ですが、それを断定できる史料はありません。

確実なのは、「小一郎(こいちろう)」で、これは秀吉が黒田官兵衛宛ての書状で書いていることから、通称として使われていたのは間違いなさそうです。

豊臣秀長が生きていたら関ヶ原の戦いは起きなかった?

歴史にタラればをあまり持ち出したくない気持ちはありつつも、つい考えたくなってしまうものですよね!

秀長が関が原の戦いくらいまで存命だった場合、秀長の死以降に起きた出来事で、避けられたものは多かったかもしれません。

たとえば、豊臣秀次の切腹事件に至るまでの出来事や二度にわたる朝鮮出兵にくわえ、千利休の切腹事件などなど。

これは、秀長が健康であり、秀吉に反対の立場である前提ですが、兄・秀吉の軽挙妄動を抑える役割として十分に機能した可能性は考えられます。

豊臣秀次の関白の座が危うくなるという心配も、秀長によって和らげることができたかもしれない……。

秀長さえ生きていれば豊臣家に安定した未来が訪れ、秀吉が亡くなったとしても徳川家康が豊臣家と対峙する構図は取れなかったかも!?

これはあくまでも安直な推理でしかないので、いくつかの因果関係を考慮しながら考察すれば、より深いシミュレーションができそう!

まとめ

今回は、豊臣秀長に関連するおすすめの本を6冊紹介しました。

豊臣秀長はさまざまな小説で登場しますが、主人公として扱われている作品は非常に少ないです。

少ないだけに、読むべき本はどれだろう?と悩む必要がないのはメリットなのかもしれませんね。

有名なのは堺屋太一先生の『豊臣秀長 ある補佐役の生涯』ですが、秀長が主人公の作品だけでなく、家臣の藤堂高虎や豊臣家にまつわる人々の話を読むのもおすすめです。

何も読まずにまっさらな状態で見るのもひとつの楽しみ方ですが、秀長自身ふくめ、歴史的背景や秀長周辺の人たちを知ることで、さまざまな視点で考察できて面白いのです。

今回紹介したなかで気になった作品は、ぜひ目を通して見てください!

また、紹介した本以外でもおすすめがあれば、教えてもらえると助かります!(読みます!)

では今回はこの辺で。

ここまで読んでいただきありがとうございました!