日本は国民の祝日が多い国なんですって。
世界の先進国の中でも1,2位を争うぐらい?
なんかそんなイメージ全然ないけど……。
そんな国民の祝日、2022年は16日あります。
www8.cao.go.jp
そして例えば4月29日は「昭和の日」ですよね。
この「昭和の日」、元は昭和天皇の誕生日です。
天皇誕生日も国民の祝日の一つですが、それは当然今上天皇の誕生日を指します。
だから昭和時代には今の「昭和の日」4月29日が天皇誕生日だったわけです。
平成時代には12月23日が、そして令和の今は2月23日が天皇誕生日。
つまり天皇誕生日は1年に1日しかありません。
その時代に1人しか存在しないのが天皇陛下なので当たり前なのですが。
でも別に天皇陛下代わっても前の天皇誕生日そのまま祝日でもいいんじゃね?(もったいない)
なんだったら歴代天皇誕生日を全部祝日にしてくれてもいいんじゃね?(休みたくさんほしい)
と思ったりもすること、ありますよね??
そこで本記事では歴代天皇陛下の誕生日を調べて、その誕生日を全部祝日にしたらどうなっちゃうのかをまとめてみました!
- そもそも歴代天皇陛下は何人?
- 歴代天皇誕生日を祝日にするにあたっての問題
- 歴代天皇誕生日を祝日にするにあたっての方針
- 祝日候補となる歴代天皇誕生日は?
- 歴代天皇誕生日を祝日として2022年カレンダーに設定してみた
- まとめ/週休3日制
- 参考資料
そもそも歴代天皇陛下は何人?
まずは歴代天皇陛下の皆様が、一体どれぐらいいるのかを把握しておきたいところ。全体を把握しないと後々の作業ボリュームが見えてきませんし。
そこでやはりまずは宮内庁を公式資料を確認してみましょう。
宮内庁のサイトにある天皇系図を確認すると、今上天皇は第126代目の天皇陛下です。
ということは簡単じゃないですか。
歴代天皇陛下は全部で126人!
と、思うじゃないですか。
でも違うんですって。
日本の歴代天皇陛下は126代で124人なんですって。
これが何故かと言うと
一度譲位した天皇陛下がそののち再び天皇に即位しているケースがあるからです。
※このことを重祚(ちょうそ)というらしい。
ちなみにそれに該当する天皇陛下がこちらのお二人。
なるほどなーそれで126代でも124人なのかー。ついでに言うと、南北朝時代には北朝と南朝にそれぞれ天皇が在位していました。
北朝と南朝が一つになる前の北朝5代の天皇も加えると129人になります。
でも現在、北朝天皇は正当な天皇陛下とは認められていないそうです。
従ってこの記事でも歴代天皇誕生日は126代124名をベースとします。
歴代天皇誕生日を祝日にするにあたっての問題
124人の誕生日がいつかわかれば、あとは簡単。歴代天皇陛下の誕生日を拾い上げて、カレンダーに当てはめていけばいいだけの単純作業です。
歴代天皇陛下の誕生日のベースはWikipediaの天皇の一覧にしました。
いろいろいわくつきのWikipediaとはいえ、まさかそんなに間違えてることないだろうと高を括りつつ、この一覧をベースにGoogleスプレッドシートの計算式を駆使して誕生日を抽出しようとしたところ……
ここでちょっとした問題にぶち当たりました。
その問題とは以下の3点です。
1番目については意外と多いのです。歴代天皇陛下124人の中で、誕生日不明な天皇陛下が53人もいます。
高貴な人たちの誕生日は全て明らかになっているものだと思い込んでいましたが、違いましたw
つづく2番目と3番目は暦の問題です。
大昔の天皇陛下だと旧暦が新暦のいつにあたるのか不明なケースがあるみたいで。
それに該当するのが初代神武(じんむ)天皇、11代垂仁(すいにん)天皇、そして15代応神(おうじん)天皇です。
※要するに実在するしない議論のある天皇陛下たち?
いやそもそも、過去の偉人たちの誕生日って新暦と旧暦、どっちにするのが正しいの?
という疑問にもぶち当たります。
すごく個人的な意見としては
当時の人達は旧暦で考えていたんだから旧暦の方がいいんじゃね?
と思ったりしなくもないんですが、現代はグレゴリオ暦の新暦ですしね……。
歴代天皇誕生日を祝日にするにあたっての方針
この記事は天皇誕生日で何か論争を興そうというわけではありません。ただの思いつきのネタ記事。
ここでウダウダと悩んでるのもバカらしい。
というわけで、この記事での歴代天皇誕生日に関する方針は以下の通りとしました。
祝日候補となる歴代天皇誕生日は?
そんなこんなで歴代天皇陛下126人の誕生日をズラっと並べてみました!!なんてことをしてもただ無駄に長い一覧ができるだけなので、ここには載せません。
抽出した歴代天皇陛下の誕生日一覧を以下のGoogleスプレッドシートにまとめているので、こちらでご確認ください。
docs.google.com
まとめたついでに少し補足をしていきましょう。
歴代天皇陛下の誕生日が祝日になったら休みは何日増える?
前述の通り、歴代天皇陛下は全部で124人。でもその中に誕生日不明な天皇陛下が53人います。
単純計算なら祝日は「124-53-2」で69日増えることになります。(計算あってる?)
でもそれは同じ誕生日がいない前提。
同じ誕生日の天皇陛下だっているわけです。
たとえば56代清和(せいわ)天皇と92代伏見(ふしみ)天皇は5月10日が誕生日。
他にもちらほら同じ誕生日の天皇陛下がいらっしゃいます。
さらに、現在の国民の祝日と誕生日がかぶっている天皇陛下が昭和天皇以外にも存在します。
お二方は1月1日、つまり「元旦」が誕生日です。
9月23日の「秋分の日」も、80代高倉(たかくら)天皇と117代後桜町(ごさくらまち)天皇が誕生日です。
※「秋分の日」は年によってずれることもあるんでしたっけ?
ということも踏まえると
歴代天皇陛下の誕生日を祝日にした場合に増えるお休みは60日です。
歴代天皇陛下の人数の半分の数字にはなっちゃいますが、年間2か月分の休日が増えるのは大きいです。
今すぐ政府に検討してもらいたい!!!
※ちなみに歴代天皇陛下の誕生日が日曜と被った場合は、振替休日を設ける前提の数字。
歴代天皇陛下の誕生日、最も多い月と少ない月
せっかく一覧にまとめたので、歴代天皇陛下の誕生日が最も多い月と最も少ない月も確認しておきます。歴代天皇陛下の誕生日が最も多い月は7月です。
7月は天皇陛下が10人も生まれています。
同じ誕生日の天皇陛下がいらっしゃるので、日数としては8日。
7月生まれの誕生日がこのまま続出していくと、7月は一番最初に休日のみの月になるでしょう。
逆に最も誕生日が少ないのは5月の3人。
5月も同じ誕生日の天皇陛下がいらっしゃるので、日数にすると2日です。
5月はいけません、もっと頑張ってほしいです。
5月生まれの天皇陛下が増えてくれれば、未来の5月患者が減るかもしれません。
といっても歴代天皇陛下の誕生日が全部祝日になったらの話ですがw
歴代天皇誕生日を祝日として2022年カレンダーに設定してみた
歴代天皇陛下の誕生日を調べたことで、だいぶ楽しい感じになってきました。しかし数字の一覧眺めてるだけじゃイマイチ実感がわきません。
やはりカレンダーを作らないとです。
そんなわけで実際に2022年のカレンダーに歴代天皇陛下の誕生日を当てはめていきましょう。
現在(2022年)のカレンダーをまずは確認
まずは歴代天皇陛下の誕生日が追加されていない、現在のカレンダーから確認しましょう。それがこちらになります。
ベースは日めくり!カレンダー.comさんのものです。
なんてことはない、普通のカレンダーです。
歴代天皇誕生日を祝日版カレンダー
では前述の2022年のカレンダーに歴代天皇陛下の誕生日を当てはめてみましょう。こちらがそのカレンダーになります。
オレンジ網掛部分が歴代の天皇陛下誕生日です。
お気づきのようにわりと日曜とかぶっちゃってますが、補足が面倒なので振替休日にはしていません。
そしてさらに休みのイメージが沸きやすいように歴代天皇陛下の誕生日の網掛を赤系統に変更したカレンダーがこちら。
どうですか、良い感じに休みだらけです(笑)
ちなみに歴代天皇陛下の誕生日を加える事で
年間の祝日(日曜かぶりは除く)は15日から54日に増加。
また平日日数は245日から206日に減少します。
平日の月平均日数は約17日。
一番少ない月は4月の15日。
そして一番多い月は9月で19日。
これって週休三日制になった場合ぐらいの平日数ですよね。
ということは、歴代天皇陛下の誕生日を全部祝日にすれば週休三日制が普及しやすくなるということに!?
まとめ/週休3日制
今回は歴代天皇陛下の誕生日が全部祝日になったら休みがどれぐらい増えるのか調べてみました。総勢124名の歴代天皇陛下の誕生日がすべて祝日になったら、『働かない国・日本』になってしまうかもしれませんw
しかし誕生日不明な天皇陛下が多かったり同じ誕生日の天皇陛下も何組かいたりで、そこまで休みだらけにはなりません。
ちょうど週休三日制ぐらいの平日日数におさまるので、案外バランスはいいかも。
昔から日本人は働きすぎと言われているし、有給消化促進よりも法定休日増えた方がうまく休めるのかもしれません。
某大手企業では週休三日制の導入も聞こえてきていますし、さまざまな働き方改革が進んでいる昨今。
いよいよ歴代天皇陛下の誕生日を全て祝日にする時代がやってきたのではないでしょうか!?
それより先に給料あげろって話になりそうな感じだけど(笑)
では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
参考資料
宮内庁 - 天皇系図
Wikipedia - 天皇の一覧
日めくり!カレンダー.com - 2022年カレンダー
内閣府 - 令和4年(2022年)及び令和5年(2023年)の「国民の祝日」
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