今回は明智光秀の嫡男・明智光慶(あけちみつよし)です。
明智光秀以上に多くの謎に包まれた人物です。
おそらく「麒麟がくる」でも出てくるでしょう。
www6.nhk.or.jpでは今回のお品書きはこちらです。
ちなみに紹介済みの「麒麟がくる」にちなんだ武将たちは
以下の一覧記事にまとめてあります。
その他今までに紹介済みの戦国武将たちはこちから確認できます。
まだ読んでいない武将の記事がありましたら是非チェックしてみてくださいね。
1.明智光慶(あけちみつよし)とは
通称十五郎。(十兵衛という説もあります)
いつ生まれたかは不明です。
亡くなった日もいろいろ説があります。
十五郎=光慶で話を進めていますが、
実はこれも正しくはないかもしれません。
十五郎は一応実在するであろうと思われる光秀の子で
光秀の書状などの資料に表記があります。
しかし光慶という諱の方は『明智軍紀』に登場するものの、
その通称は十兵衛になっているんです。
なので正確なことは全くわからない、明智一族らしい感じですが
ここでは十五郎=十兵衛光慶説で通していきます。
また、以後は諱の光慶の方で統一させて頂きます。
光慶は初陣の記録もないし目立った活躍も残っておりません。
ただし、1582年5月28日に光秀主催で催された連歌会での愛宕百韻に
光慶の名前があり、光慶が結句を詠んだことになっているそうです。
ちなみに光慶を含めて明智光秀一家をここでご紹介。
家族も俗説がいろいろあるんですが、
ここでは『明智軍紀』をベースにします。
3男4女の7人兄弟です。
ちなみに別の説だと6男7女の13人兄弟説もあるみたいです。
当時日本にいた宣教師のルイス・フロイスは
光秀の子供たちのことを
ヨーロッパの王族のようだと褒めているので
美男美女の家系だったのでしょう。
羨ましい!(笑)
2.光慶の死亡説もいろいろ人生いろいろ
つい最近小泉進次郎議員と滝川クリステルさんが結婚したなぁと
思っていろいろが小泉純一郎元総理の名言、人生いろいろに(笑)
それは置いておいて、
光慶の死亡した時期については3つの説があります。
1はすごいですね。
悶え苦しみすぎて死んでしまうなんて
よほど父の行いが許せなかったのでしょうか。
とても尊敬していたからこそ裏切られた気分になったのかもしれませんね。
2はなんとなく一番しっくりくる説ですね。
3は死んだと思われている人が実は生き延びていたっていう、
光秀もそうですが真田幸村とか、もっと昔でいえば源義経とか
わりと日本人好みの伝説的な話ですね。
ちなみにお坊さん説にも2説あるんです。
一つ目は京都妙心寺の住職・玄琳(げんりん)。
もう一つが和泉国岸和田の本徳寺を開基したと伝わる
南国梵桂(なんごくぼんけい)です。
妙心寺には「明智風呂」と呼ばれる蒸し風呂があって
光秀の菩提を弔うために建てられたと言われています。
それと玄琳は「明智系図」を作成したとも言われています。
本徳寺の方も負けてません(笑)
日本で唯一明智光秀の肖像画を所蔵しているのです。
言い伝えでは、南国梵桂が描かせたものだそうです。
玄琳にしても南国梵桂にしても光秀の子であるかどうかは説の域を出ませんが
いずれにしても、光秀と関わりの深い人物であったことは間違いなさそうです。
3.「麒麟がくる」での明智光慶は?
そりゃあ嫡男誕生シーンで出てくるでしょう!
でもいつ生まれにするんだろう・・・
1569年説があるからそれでいくのかな?
何しろ具体的に何かをやったという資料がほとんどないので
脚本家がわりと自由に動かすことができるキャラなんじゃないでしょうか。
愛宕百韻の時の連歌会では登場しそうですね。
あとは、物語的には光慶の最期をどうするのかが気になるところ。
一番無難なのは、坂本城で一族と共に自害なんですが
視聴者にインパクトを与えるのであれば、悶死でしょうね。
悶死する場合は特に、
光秀と光慶の親子関係がどのように描かれるかが見所な気がします。
そうそう、明智光秀亡くなった数年後とかのエピローグであるとしたら
光慶生存説もありえなくはない?
謎な人物なだけにどのように描かれるかいろいろ想像が膨らんで
余計に楽しみになってきました(笑)
4.まとめ
今回は明智光秀の嫡男と言われている明智光慶でした。
その人生はほぼ謎です。
これで複数の死亡説や生き延びた説がなかったら
何も書けないところでした。(笑)
ちなみに信長の野望シリーズでもさすがに出てきません。
たぶん元服が本能寺の変のあった年近辺だと思うので、
本能寺の変後になくなってしまうとしたら
信長の野望のゲームシナリオ的に
あまり登場させられるシナリオがないんですよね。
そうか!
今度「光秀の野望」ってゲーム作ったらいいのかも(笑)
ゲームは作ったことないからどうやって作ったらいいのかわからないので
有識者の方ご連絡待ってます(笑)
では今回はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました!