歴史人物語り#22 琵琶湖の湖上水運を支配していた堅田水軍の棟梁 猪飼昇貞

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今回は琵琶湖の水運業を牛耳っていたといわれる
堅田水軍(かたたすいぐん)の棟梁
猪飼昇貞(いかいのぶさだ)です。
麒麟がくる」に出てくるかは微妙なところですけど
明智光秀の家臣として本能寺の変に参加したと言われれています。

www6.nhk.or.jp

では今回のお品書きはこちらです。

ちなみに紹介済みの「麒麟がくる」にちなんだ武将たち
以下の一覧記事にまとめてあります。

tsukumogatari.hatenablog.com

tsukumogatari.hatenablog.com

その他今までに紹介済みの戦国武将たちはこちから確認できます。

tsukumogatari.hatenablog.com

まだ読んでいない武将の記事がありましたら是非チェックしてみてくださいね。

1.猪飼昇貞(いかいのぶさだ)とは

通称甚介
姓は猪飼野(いかいの)とも。
「猪飼家系譜之図」によると猪飼野佐渡守宣尚の子として
誕生したことになっていますが、生年はわかりません。
猪飼昇貞は近江国志賀郡堅田の水軍、堅田水軍の棟梁です。
堅田は、当時琵琶湖の湖上水運の要衝として栄えており
宣教師ルイス・フロイス「甚だ富裕なる町」と評するほどでした。
当時の織田信長を始めとして、この頃天下の覇権を狙う大名にとっては
押さえておきたい重要な地域です。
猪飼昇貞は、最初は六角氏に仕えていましたが後に勢力を拡大して
戦国大名化した浅井氏に仕えるようになります。
織田信長が包囲網を敷かれて浅井・朝倉連合軍と争っている際中は
当初、浅井氏方として信長と敵対をしていました。
しかし、1570年志賀の陣において
他の堅田衆の居初又次郎馬場孫次郎と共に織田方に寝返ります。
そして1570年11月25日には織田方から派遣された
坂井政尚(さかいまさひさ)と共に
物流を押さえるために堅田の守備をしていましたが、
朝倉軍の前波景当(まえばかげまさ)に攻撃され
命からがら逃げています。

tsukumogatari.hatenablog.com

ちなみに坂井政尚はこの時討死してしまいました。

志賀の陣は最終的に講和によって終結するのですが、
猪飼昇貞は近江志賀郡を領地として与えられた明智光秀の配下となります。
1572年7月には明智勢として浅井方の沿岸拠点へ放火・銃撃もおこなっています。

また、昇貞は明智光秀から志賀郡の一職支配を任されていました。
つまり、志賀郡はお前のものだと言われたわけですね。
おかげで、琵琶湖の水運・漁業に対して独立した権限を持っていたようです。
結構儲かってたんじゃないでしょうか(笑)
秀吉が海運業に力を入れるようになるまでは、
琵琶湖の湖上水運はとても重要でしたからね。
朽木元網(くつきもとつな)と共に
高島郡の信長蔵入地(要するに信長の直轄領)の代官も務めていたようですから
政治的能力もそれなりに認められていたのでしょうね。

ちなみに朽木さんは信長の窮地を助けた人の一人です。
詳しくはこちらをどうぞ。

tsukumogatari.hatenablog.com

猪飼昇貞は本能寺の変の直前ぐらいから消息不明で
史料にも名前がでてきません。
おそらく本能寺の変明智光秀に加担して戦死したのではないかと言われています。

2.猪飼昇貞の息子は明智光秀には味方しなかった

猪飼昇貞の息子・猪飼秀貞明智光秀の家臣となっており、
明智半左衛門秀貞という名前を賜っていました。
明智姓を許されるということは、
光秀からは期待と信頼が高かったのではと思うのですが・・・。
本能寺の変では、明智光秀の味方をしませんでした。
前述したように、もしも父の昇貞が明智方についたとしたら
父とは袂を分かつ選択をしたことになりますね。
確たる証拠となるような資料はなにもないので妄想になりますが、
例えば関ケ原合戦における真田父子の犬伏の別れのように
主君への忠義のために父は明智光秀の味方になり、
一族や家来を路頭に迷わせないために子は別の道を選んだのかもしれません。
あ、でも真田昌幸は天下取りの野望があったからでしたっけ(笑)
それはさておき、明智方と対抗することになった息子の秀貞は
近江に潜伏していた明智五宿老の一人、斎藤利三を捕縛する功をあげています。 

tsukumogatari.hatenablog.com

その後は、丹羽長秀の家臣を経て徳川家康に仕え、
遠江駿河にて490石の知行を与えられたそうです。

3.「麒麟がくる」での猪飼昇貞は?

志賀の陣は、あんまり細かい描写は描かれない可能性もありますが、
琵琶湖の水運業は当時の湖上水運の覇権を握る上でとても重要でしたし
それを牛耳っていたといわれる堅田水軍を手中におさめることは
非常に意味があるので、その辺の話と絡めて登場することを期待しています。
いずれにしても、
琵琶湖自体はきっといろんな場面で出てくると思うので、
琵琶湖がでてきたら
『あーここが堅田水軍の活躍の場かぁ、
猪飼さんどうしてるかなぁ』

って感じで思い出してあげてください!

もしかしたら斎藤利三を捕らえる息子の方が出番があったりして!?

4.まとめ

今回は琵琶湖の湖上水運を取り仕切っていた
堅田水軍の棟梁猪飼昇貞でした。
この頃有力な水軍がいろんな地域にいますけど、
いつかは水軍に特化した記事も書いてみたいですね。
そして、ゲームの信長の野望・創造 戦国立志伝では
猪飼昇貞は出てこないんですが、
堅田衆はでてきます(笑)

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国人衆といって、大名家に直接は属してはいない独立した集団として
信長の野望シリーズでも水軍だったり鉄砲鍛冶だったり
何かしらに特化した集団が出てくるのです。
頭領って書いてあるから猪飼昇貞なはずです(笑)
知略以外なかなか優秀なんですよね、是非家臣に加えたい(笑)
今回少しだけ名前がでてきた朽木元網も、国人衆として出てきて
支持率を100%にして取り込むと家臣にすることができるんですが
同じような感じで
今後は猪飼昇貞も登場させて!>コーエーテクモさん

では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!