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「麒麟がくる」第3話は蝮とリスと鷹も登場!しかし麒麟は未だ来ず!

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麒麟がくる」で学ぶシリーズの
麒麟で学ぶ」第3回目です。

なるべく放映後早めに投稿したいと思いつつも
ネタの選定から纏めるまでに少々時間を要して
あまり前倒しができないのが今の所悩みです(笑)

ネタを詰め込み過ぎるのもいけないんでしょうね、
その辺はもうちょっと改善して
記事のボリュームも減らさないと
読まれる方も大変かもしれませんし。

といった反省はさておき、
第3話からの学びはどんなものがあるのか。
学びというより謎解きもやっていないか?(笑)

本シリーズについての前提事項のようなものは
毎回0章に記載していますので、
初めて本シリーズの記事を読む方
さらっと一読していただけると助かります。
既に読んだことのある方は読み飛ばして頂いてかまいません。

また前提の一番最初に記載していますが
本シリーズは「麒麟がくる」のネタバレを含みます
当日の放送や再放送も見逃してしまって、まだ視聴されていない方は
U-NEXTまたはAmazonプライムビデオであれば
NHKオンデマンドの「見逃し見放題パック」を利用すると
放送から2週間以内ぐらいは視聴可能ですので
こちらで視聴した上で本記事を読まれるといいかもしれません。

※本記事掲載のAmazonプライムビデオおよびU-NEXT配信情報は、2021年3月31日時点のものです。
最新情報については各サイトにてご確認ください。

でもネタバレ含んでいるとはいえ本記事を読んでから視聴すると
ちょっとした前提知識が入った上での視聴になるので
それはそれでいいのかもしれません。

そして麒麟で学ぶ」の過去分についてはこちらからどうぞ。

tsukumogatari.hatenablog.com

では今回のお品書きはこちらになります。

ちなみに2019年12月15日から更新中の
麒麟がくる」公式サイト公式Twitterもブックマーク、フォローしておくと
より一層「麒麟がくる」を楽しめると思いますので
まだの方は是非とも。

→2021年3月31日をもって公式サイト・TwitterInstagramは天に召されました。
1年以上に渡って「麒麟がくる」を盛り上げて下さり、ありがとうございました!

0.本記事を読むにあたっての前提など

ネタバレ含みます

本シリーズはNHK大河ドラマ麒麟がくる」の各話を元ネタとしているため
ネタバレ情報を存分に含んでいますので、その辺は考慮の上お読みください。

記事と「麒麟がくる」の各話の関係

基本的に「麒麟がくる」の1話に対応して1記事書く予定です。
複数話をまとめた内容の記事を書く予定はありません。
つまり「麒麟がくる」第1話に対応するのは「麒麟で学ぶ#1」ですし
第10話であれば「麒麟で学ぶ#10」が対応した記事になります。
もしも何らかの事情で対応した記事を書けない場合は
その話数と同一の記事ナンバーは廃番扱いにします。

名前の表記について

例えば斎藤道三斎藤義龍については伝わりやすさを重視して
本記事内では「麒麟がくる」での名前に合わせることにします。

斎藤道三 → 斎藤利政
斎藤義龍 → 斎藤高政

ドラマの中で呼び名が変われば
それに合わせて変更しますが
あくまでも第1話と対になる記事であれば
第1話の中での呼び名で統一します。

この呼び名のルールについては全話通して同様であり
斎藤道三親子以外のその他の人物についても適用します。

1.「麒麟がくる」第3話からの学び

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例によってまずは感想的なものから。

第3話は第1話や2話と比べると
ちょっと物足りない感があったかもしれません。
第1話は松永久秀、第2話は斎藤利政(道三)っていう
戦国三大梟雄にも数えられるインパクトの強い二人が
演じられてる役者さんの演技力も相まって
圧倒的存在感を強烈に残していましたからね。

一方で第3話は斎藤利政も今回は出番少な目でしたし
※節々で斎藤利政に戦慄を覚えるような演出はありましたw

主人公の明智光秀は斎藤利政や松永久秀ほどの
インパクトを今のところは出していないので
全体的に落ち着いてストーリーが進んでいった方なのでは。

光秀に関していうと存在感が薄いと感じてる方もいるみたいですが
少なくとも現状は関係者たちとうまくバランスをとった演出が
なされていると私は感じています。

主人公とはいえ光秀はまだ若年、20歳ぐらい。
光秀自身が己の力で成り上がっていくのはもうちょっと先の話。
今はいろんな人と交わることで
自分が進むべき未来予想図を描いている途中でしょうしね。

それでも自分の意見はハッキリと言うタイプで
父・利政からの扱いに不貞腐れるだけの高政に対しては
逆切れしながら説教してました(笑)

後に仕えることになる織田信長に対しても
光秀は自分の意見を曲げなかったばかりに
信長に勘気を被ったりした逸話もあったりします。

ただ従うだけの人間ではなく
自分の意見も物怖じせず主張する人間だからこそ
信長の下でも成功をおさめ
信長からの信頼も得ていたんだと思いますが
その辺の片鱗をちょっと見せている気がします。

それはそれとして第3話が全体的にまったり目だったのは
序盤の帰蝶、お牧、駒の女子会も影響しているかもしれません。

とはいえ見どころはたくさんあったし
今後の展開が気になる部分も随所に出てきました。
その辺の話は後述の学びのところでまた話していきます。

それにしても今回出番少な目とはいえ
本木雅弘さん演じる斎藤利政が最高すぎます。
土岐頼芸が鷹の絵を描く苦労を語ってる時の相槌の様だったり
土岐頼芸に甥の頼純をお前が殺したと聞いているといった時の
すっとぼけっぷりとか
見る度に可笑しくて笑っちゃう反面、
「操り人形には毒は盛りませぬ」
といった時の迫力といったら
土岐頼芸がびびって筆が止まるのも仕方なし(笑)

斎藤利政は現状相当な悪者っぷりで描かれている感はありますが
本木雅弘さんの迫真の演技によって
好かれる悪人キャラに仕上がってるような気がします。
斎藤利政ロスが今後控えているんだろうなぁと
先走っちゃいます(笑)

やっぱり今の所『蝮』しかきていない「麒麟がくる
そしてリスは逃げて行った(笑)
ていうか藤田伝吾はいつケガを?(笑)

というわけで本記事の本題に入っていきましょう。
ちなみに第3話の公式サイトのトリセツはこちらです。
今回の内容は少しトリセツとかぶっちゃってるけどそれはそれで(笑)

→2021年3月31日をもって公式サイト・TwitterInstagramは天に召されました。
1年以上に渡って「麒麟がくる」を盛り上げて下さり、ありがとうございました!

1.1.明智庄での出来事からの学び

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駒が言ってたイワソバ草とカタバミ

岡村隆史さん演じる菊丸が、光秀に助けてもらったお礼にと持ってきた薬草。
その中に求めていた薬草があったことで
駒は歓喜の声を挙げ
駒に一目惚れをした(?)菊丸もニンマリ顔。

菊丸の正体をまだ見極められるほどの情報はまだないけど(笑)、
それはともかく駒の言ってた薬草がなんだかわかりません(笑)。

薬草の知識はどころか植物の知識はゼロなので
イワソバ草カタバミ
これらは一体どんな効能のある薬草なのかを調べてみました。

が、イワソバ草ってGoogle検索してもヒットしなくて
かわりにこっちじゃね?ってイワヒバ草」を提案されます。

え?イワヒバ草と同じなの?と思っていたら
こちらのブログにウワバミソウの別名がイワソバであることを発見。

plaza.rakuten.co.jp

ていうか呼び名いろんなのあってこんなに覚えられない・・・(笑)

ともかくイワソバ草=ウワバミソウらしいので
薬草図鑑で調べてみました。

www.e-yakusou.com

どうやら軽い切り傷や虫刺されに効くらしいです。

若葉・若芽や茎は、ミズナ(水菜)、アカミズとして山菜で知られる

って書いてあるけど、水菜って料理でもよく使うあの水菜ですかね?
この辺の知識がなくてさっぱりわからないです(笑)

続いてカタバミも薬草図鑑で調べてみました。

www.e-yakusou.com

カタバミ殺菌作用とか毒に対する拮抗作用があるらしい。
基本的に虫に刺されてその毒で病気になったりするのを防ぐ薬草なのかな。
医療技術とか薬が現代みたいに発展していない時代だと
虫に刺されただけでも皮膚病になったりでえらいこっちゃになるだろうから
当時はとっても貴重な薬草だったのかもですね。

光秀が土岐頼純毒殺について理解を示していた

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光秀の様になっていない農作業っぷりを
小馬鹿にしにきたわけではなかった帰蝶(笑)。

夫・土岐頼純が亡くなった経緯について
光秀の意見を聞きたかった
というのが本来の目的だったようです。

光秀は叔父の明智光安から

  • 土岐頼純が織田信秀と通じて美濃へ攻めさせたこと
  • そのため斎藤利政に頼純は亡き者にされたこと

を聞いていました。
おそらく毒を盛られて殺されたことも
聞いていたのでしょうが、
頼純の妻であった帰蝶の前だったので
そこは気を遣って表現したのかなと思います。

光秀は帰蝶にそのことをどう思うか尋ねられると
やむを得ぬと、理解を示していました。
ただし、妻・帰蝶の気持ち自体も承知しているとも。

このシーン、決して感情的にはならず冷静に事を判断する光秀と
そうはいっても人の気持ちを蔑ろにしているわけではない
光秀の人としての優しさも感じさせるものでしたが、
私はこのシーンからふと思い起こしたのは
織田信長のおこなった比叡山焼き討ちです。

比叡山焼き討ちは1571年織田信長
敵対していた比叡山の勢力を無力化するために実行しました。
明智光秀もこの焼き討ちに関しては
中核の実行部隊だったとも言われています。

麒麟がくる」では比叡山焼き討ちがどのように描かれるのか
というのも一つのポイントになる気がしています。

光秀が麒麟」を求めて信長の家臣になるとすれば
主君・織田信長の考えに一定の理解を示し、
仁政への道の一歩だからと納得して臨むのかもしれません。

しかしそれは人道として正しい道と言えるのか。

少なくとも「麒麟がくる」の光秀はここで苦悶するような気がします。
この辺が本能寺の変のきっかけの糧の一部となるのか。
ちょっとまだ先の話ではあるんですが
光秀の一言一句、一挙一動全てに注目してる結果、
どうしても先々の話の方にまで気が向いちゃいますね。

駒の恩人は誰なのか

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駒の恩人は第1話の頃から光秀の父じゃ?
と感じてた人も多いのかなと思います。

ただ1話だとそこまで断定できるような情報はなかったと記憶しています。
羽織の紋が桔梗紋っぽかった気はするけど、
ちょっとぐちゃっとしててよくわからなかったし(笑)

ただ第3話の駒の話から、
駒の恩人=明智光秀の父説が有力になったのでは。
明智光秀の父・光綱(名前には諸説あり)については
私もこの辺の記事で書いていますが、ようわからん人です(笑)

tsukumogatari.hatenablog.com

tsukumogatari.hatenablog.com

加えて明智光秀自身も出生がようわからん人なので
あえて青年期の頃からスタートし
父親は土に眠らせておくスタイルをとった「麒麟がくる」。
これはなかなかいい作戦(笑)
かどうかはいいとして、
何気に父の話がお牧の方との会話から出てきたりして
何か意味があるのかなとは思っていたところへ
第3話での駒、帰蝶、お牧の女子会から浮上した、
駒の恩人は美濃の人説

第1話で光秀が斎藤利政に京・堺への旅の許可をもらった話を
母・お牧にした際にも
父が京へ度々出向いていたことは言ってましたし
多分10年ちょっと前ならまだ父も生きてたっぽいし
ほぼ光秀の父で確定じゃないかって感じはあります。

でもだとすると、疑問なのは
そのわりに息子の明智光秀麒麟のこと初耳だったっぽいこと。
駒の恩人=光秀の父なら
光秀自身が、父から麒麟の話を聞いててもおかしくないんじゃ。
もちろんこれは、麒麟の話を光秀が聞いたのは駒からが初めて
ていう前提の元なので、これが狂うと話は変わってくるんですが(笑)

ただし、光秀が父から話を聞いていなかった可能性も
考えられないこともないんですよね。

第1話での母・お牧との会話でひっかかってるのが
前述した、光秀の父が京へ度々いってた話を
光秀に初めて話すような感じでお牧が話してるように感じたことです。
この第1話を見てた時は、
あぁ、じゃぁ光秀がだいぶ小さい頃に父上亡くなった設定かな?
て、思ったんです。
幼少の頃で光秀のあまり記憶のない年ごろの頃に
亡くなってしまったから、
父の思い出もあまりない状態なのでは、と。

ですが、今回の第3話によって光秀の父=駒の恩人説が
固くなってきたことで
父は京へよく出向いていたために、
光秀とはあまりコミュニケーションを取れなかったのかなぁ、
なんてことも思いました。

守護に従って京へいっていたとしたら
京に滞在していた期間が長い可能性もあります。

守護大名って、幕府に出仕するために領国を離れて
京に滞在していることが多く、
その守護の代わりに国を取り仕切ったのが守護代なんです。
※現時点での美濃の守護代は斎藤利政ですね。
その辺考えると、光秀が麒麟を知らないのも有り得るなぁと。

けどそんなわかりやすい設定にしちゃう?
序盤からわかるような答えにしちゃう?
みたいな疑念もあって(笑)、
別の人説を一生懸命考え中です(笑)

1.2.土岐頼芸と斎藤利政とのやり取りからの学び

鷹の絵名人の土岐頼芸

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斎藤利政に脅かされていた人、土岐頼芸
『まだそなたに毒は盛られたくはない』
と利政が否定する甥・頼純の毒殺を頼芸が皮肉ったら
『操り人形に毒は盛りません』
と強烈なカウンターを斎藤利政からくらってました。
怖すぎるだろ、斎藤利政・・・(笑)

それにしても尾身としのりさんの土岐頼芸
イメージとぴったりな感じでハマり役だと思います。
あくまでも自分の中のイメージと、ってことですけどね。

さて土岐頼芸さん、鷹の絵お上手でしたよね。
こちらの記事でも書いてるんですが
土岐頼芸の描く鷹は、「土岐の鷹」と呼ばれるほど有名なんです。

tsukumogatari.hatenablog.com

劇中でも土岐頼芸さんがちょこっと言ってましたけど
土岐氏は元々絵が上手い一族だったんでしょうね、

南北朝時代から室町時代に生きた美濃守護第5代目にあたる土岐頼忠
頼芸の孫の土岐頼高も鷹の絵が得意で
頼芸含め、彼らの鷹図を総称して「土岐の鷹」と呼ぶのだとか。

そして頼芸の描いた鷹の絵どっかに落ちてないかなと思って調べてみたら
ありましたよ、ヤフオクに(笑)
残り時間わずかだった気もするのでリンクは貼りませんが
ご興味ある方は覗いてみては。「土岐頼芸 鷹」とかでひっかかるかと。
あ、ちなみに複製品でした。

斎藤高政は土岐頼芸の子ども?

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斎藤高政が土岐頼芸の子ども説っていうのは
母が元は土岐頼芸人の愛妾であった深芳野だから。

でもこの説は、
江戸時代に編纂された美濃国諸家系譜』から出てきた話で
信憑性は薄いと言われています。

その辺の史実がどうかという話は別として
なんとなく第3話の母・深芳野の否定の仕方が
本当は土岐頼芸の子って言ってるような気がしました(笑)

麒麟がくる」の深芳野は強い人になびくタイプで、
今一番美濃で勢いのある利政に魅力を感じてるけど
落ちぶれた元守護には興味がなさそうですよね。

高政の問いに対して強く否定するのは
逆に怪しく見えるし高政もやっぱりそうなのか?
と思ってそうな気もします(笑)

この辺の話がどういう展開を見せるかも注目ですが
どっちにしても利政と高政が戦う未来になることに
変わりはありません。

私は高政は間違いなく利政と血のつながった親子だと思いますけどね。
親を退治しようなんて発想を持つ辺りが(笑)
蝮の子なら親を喰らってもさして驚くことも無しって感じですしね。

斎藤利政には何でも筒抜け?

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土岐頼芸が斎藤高政とコソコソ話をしているときも
斎藤高政が自分の出生の秘密を母・深芳野に問うているときも
斎藤利政はすべて見ていた聞いていた。

自分のまわりで何が起きているかは
しっかり自分の目で耳で把握してそうな蝮の利政です。
正直、コソコソ話をじーっと見ているときの利政も怖かった(笑)

高政が出生の疑問を聞いてる時も
きっと高政の質問の下りから深芳野が否定するところまで
全て聞いていましたよね。
そして絶妙なタイミングで襖を開け放ち、
高政に威圧感を与える利政。

でも私はこの辺の高政の行動とかも
全部計算ずくなんじゃないかとか思ってるんですよね。
あくまでも「麒麟がくる」の斎藤利政は、ってことで
史実の話うんぬんとかじゃありませんが(笑)
その辺のことは後述で詳しく書きます。

1.3.斎藤利政と明智光秀のやり取りからの学び

斎藤利政にとって高政や光秀は取るに足らない者?

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高政が言ってましたよね。
父の利政は自分たちが取るに足らない者だと思っているから
取るに足らないモノ、すなわち鉄砲のことも
自分たちに放り投げたのだと。

高政に関してはだいぶ利政に対する不満が蓄積されていて
マイナスな思い込みしかありませんから
正しく父の事を分析できているとは思えません。

光秀も、ケチ呼ばわりしてたし何より嫌いって言ってたから(笑)、
斎藤利政に対する悪いイメージが先行してそう。

その辺で意気投合しちゃってる感もありますが、
果たして斎藤利政にとって二人は
本当に取るに足らないような存在なんでしょうか。

私は、逆だと思っています。
利政は、二人の事はとても買っている、
光秀のみならず高政のことも大事に考えている
ていうのが本音じゃないかと思っています。

まぁこの辺は私が本木雅弘さん演じる斎藤利政が
好きすぎるのと、斎藤利政をただの悪者にしたくない
ていうことからくる邪推でしかないのは確かですが
聞いてください(笑)

斎藤利政は自分が権力を得るためにしてきたことについて
仕方ないことだとは思っていても
褒められたものでもないことは重々承知してる気がしています。

自分が何故美濃の国衆に慕われていないのか
てことぐらい気づいているはずです。
わからないようなお馬鹿さんじゃないと思うんです。

慕われていないこともわかっているからこそ
土岐頼芸に守護の座に就いてもらおうと頼みにいったのでしょう。
そうでもしないと、美濃の国が纏まらないからです。

つまり、自分では限界があることを
斎藤利政自身も理解していると私は踏んでいます。

だって考えてみれば人を騙してのし上がった人間を
自分だったら信じられますか?って話です。

ちょっと自分に背いた人を毒殺するような人間を、です。

いくら自分が欲する地位のためとはいえ
それでは人を束ねられないことぐらい理解しているでしょう。

そこで斎藤利政は考えるわけです。
自分の代ではおそらく美濃の国を束ねるのは難しかろう。
しかし息子の代ならばどうか。

息子の高政が自分とは違う種類の人間であれば
高政に忠誠を誓う者も多いかもしれない。

自分のような策謀に頼るようなやり方ではなく
国衆や民衆たちが忠節を誓うような
善政を敷ける人間に育てられれば。

そのために彼には汚いやり方はさせられないし
それを見せることでむしろ嫌悪感を持ってもらうぐらいの方がいい。

さらに母の深芳野は元は土岐頼芸の愛妾
本当は自分の子ではなく土岐頼芸の子という噂が広まれば
高政が跡を継いでからは、土岐氏に古くから仕えてきた国衆たちも
美濃守護本来の血筋に戻るということで
意に従う行動をとってくれるようになるだろう。

つまり自分が悪役に徹すればいい

こんな結論に至って斎藤利政は
高政には風当たりが強く
自分には近づかないようにしているのではないか。

ただそれをやり過ぎちゃったことで高政を追い詰めすぎて
弟たちも巻き込んだゴタゴタに発展しちゃう
みたいな妄想を描いているんですけどダメかな~(笑)
ちょっと無理やり感ありますか?(笑)

素直じゃない斎藤利政っていうのが
麒麟がくる」でのイメージなんですけど
皆さんはどんな風に思ってるんでしょう。
私の妄想につきあってくれる人が多いと嬉しいです(笑)

斎藤高政が明智光秀とは同じ道を歩まない未来

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斎藤高政は父を引きずり降ろして
自分がこの国の未来を担う宣言
光秀にしちゃいましたよね。

国の現状をきちんと見定めているし
国の行く末もどうあるべきかをきちんと見ていて
私が妄想してる利政の思惑通りに育っています(笑)

光秀も基本的にはそこに協力する感じでした。
でも、どうすれば美濃が良い国になるのかという未来像
ここが高政と一致しないと自分はついていけない
みたいな感じのことを言ってたように感じました。

史実上では、明智光秀美濃を追い出される形になります。
史実といっていいのかはよくわからないところですが(笑)、
通説的に伝わっている話だと、ということで。

斎藤高政は父・斎藤利政(道三)を長良川の戦いで破った後、
正室小見の方の血縁であり、高政に味方をした
明智光安の居城・明智城を攻め立てて明智氏を滅ぼします。

tsukumogatari.hatenablog.com

 これによって明智光秀の一族は亡くなったか、
もしくは一族離散という形になり
光秀も美濃を脱出して一説では越前に逃げて
朝倉氏の下で仕えていたという話があります。

つまり「麒麟がくる」では竹馬の友のような斎藤高政とは
おそらく違う道を辿ることになるはずです。

経緯がどう描かれるのかは「麒麟がくる」を見続けないと
わからないんですが、袂を分かつ事になるのは間違いないでしょう。

斎藤高政は、家臣の長井道利の提言した異母弟二人の誅殺
実行に移すんですが、光秀が嫌うとしたらこの辺なのかな
なんて思ったりします。

tsukumogatari.hatenablog.com

光秀が求めているのは麒麟です。
麒麟がくる国に」
と言ってましたよね。

誅殺することで権力を我が物にするような君主の元に
果たして「麒麟」がくるのだろうか
それでは土岐頼純を毒殺した高政の父とかわらないではないか。
だから、光秀は高政側に付くことを良しとしなかった
みたいな展開になるのかなぁと思っています。

光秀はいつの間に鉄砲名人に!?

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ところで光秀はいつのまに鉄砲の練習したんですかね?
試し撃ちで一発で当てるとかありですか?

確かに明智光秀といえば鉄砲撃ちの名人
その腕は斎藤利政(道三)によって磨かれた
みたいな話もあったりします。

ですが実際、鉄砲を撃つのって
さほど技術はいらなかったと言われています。
難しいとされていたのは弓です。
弓に関しては鍛錬が必要であり、
使いこなすにも時間がかかると言われています。

まったく経験のない人が弓道をやってみるとわかるかも(笑)
私も高校時代に、弓道部の友人の所へ遊びに行って
たまに弓を触らせえてもらったことありますが
初めてやった時って矢を放つこと自体が難しく感じた記憶があります。
飛ばせたら今度は的に当てるのが大変・・・。
部員じゃないのにしばらく通っていたっていう(笑)

一方で鉄砲は撃つ手順さえ学んでしまえば扱いやすく、
弓なら身体能力も必要だったりしますが
鉄砲はその辺も必要ありません。
鉄砲を持つ体力さえあればいいのです(笑)

そのためか織田信長の乳母兄弟・池田恒興の娘であり
鬼武蔵と恐れられた森長可の妻・池田せんが率いる
女性中心の部隊は鉄砲隊で編成されていたそうです。

そう考えると光秀が一発で的のひょうたんに
当てたのも難しい話ではないのかもしれません。
まぁもしくは生まれつき鉄砲の才能があるのかもですが(笑)

1.4.織田氏と今川氏の争いからの学び

織田信秀の立場

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土岐頼芸からの美濃出兵依頼の文が届いた際、
織田信秀がこんなことを言ってましたよね。
『こちらの守護さまも守護代さまも
おいそれとは戦の許しを出すまい』と。

平手政秀は金ならいくらでもあるから
どうにでもできるみたいな感じでしたが
この平手政秀、ちょっとイメージが違ってずる賢そう(笑)

平手政秀のイメージはちょっと置いておいて、
織田信秀の先の発言からすると、
勝手に兵を動かす力はなさそうですよね。

そうです、織田信秀は当時、
尾張下四郡の守護代・織田達勝の家臣に過ぎません。
ちなみに守護は斯波義統(しばよしむね)
信秀は清州三奉行の一人といわれ、
織田達勝の家中でも実力者の一人ではありましたが
勝手に出兵できるわけではなく、
少なくとも守護代からのお達しがないと動かせないってことですね。
織田信長もその跡を継いでいるので当初は同じ立場でしたが
下剋上を起こすことによって、尾張支配下に収めます。
ただしそれはまたもう少し後のお話。
※ちなみに斯波氏は信長に反旗を翻す動きを見せるまでは形式上尾張守護についていました。

ただ守護代からの許しがないと出兵できないといいつつ
お金でなんとかできるって言ってるあたりが
守護や守護代の力が弱まっている時代であることの象徴でしょう。

1.5.参考資料

今回記事を書くにあたって主に参考とした書籍や
サイトをこちらでまとめて紹介しておきます。
興味持たれた方はご購入または閲覧してみてくださいね。

現代語訳 信長公記 (新人物文庫)

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戦国 戦(いくさ)の作法

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  • 出版社/メーカー: ジービー
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日本のハーブ ウワバミソウ(ミズ) | 裏庭のおしゃべり - 楽天ブログ
イワヒバ - Wikipedia
ウワバミソウ - Wikipedia
イー薬草・ドット・コム
美濃源氏フォーラムのガイドページ

2.まとめ

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依然として斎藤利政の恐ろしさが光る
麒麟がくる」第3話でしたが
ちょこっとこの辺の歴史をかじっている人間にとっては
今後の話の展開がどう描かれるのか楽しみにもなった回でした。

小豆坂の戦いについてや今川義元についても
今回触れようかなと思ったんですが
第3話では数分で終わってしまったし
戦いもこれからなので次回の話題にしようと思います。

まだ織田信長出てこないなぁって感じですけど
なんかそれよりも先に竹千代が出てきそう?(笑)
あと次回予告で望月東庵が斎藤利政に
首はねられそうになってたけど
何があったんでしょうね
いらん小言でも言ったのかな(笑)
利政、相当ブチ切れてそうでしたけど・・・。
いずれにしても次回第4話も楽しみです!

さて、なんと第1話から第3話までの再放送
以下の日程で放映されるようですよ。


どうしたんだろう、今までこういうことあったのかな?
それだけNHKが「麒麟がくる」に力を入れてるっていうことなんでしょうかね。
ともかく、見逃してる方はこちらで見るか録画しておくといいでしょう。

また冒頭でも述べましたがU-NEXTまたはAmazonプライムビデオであれば
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放送から2週間以内ぐらいは視聴可能ですよ。


そして「麒麟がくる」をもっと楽しむために
こちらの書籍もおススメですので
ご興味のある方は是非とも。

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では最後に宣伝をして〆ます。

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では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!